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9/21に韓国の釜山で集合、ということになっているが、一足先に入国しソウルへ。FW最後の国。海外での半年間の撮影も残りあと一週間となり、締めくくりをと気合を入れて意気揚々と待ちへ繰り出そうとする、が…
　
　
なぜだろう、ソウルの街、人が全然出歩いていない。

お店も軒並み閉まっていて、ソウル市内全体がシャッター通り。
車もほとんど通らないし、さながらゴーストタウンの様相。
ここは韓国の首都のはず…ソウルってこんなんなの？！と不安になる。
　
最も、これはかなり特殊な時期に韓国へ来てしまったために起きたこと。
実はちょうど韓国入りした2016年9月13日からの５日間、韓国では秋夕（チュソク）という旧暦のお盆にあたる期間中。もともと仕事を求めての地方からの移住者が多いソウルの住人は、この期間に皆こぞって田舎へ帰ってしまうらしい。その様子は韓国国内で「民族大移動」と呼ばれるほどで、韓国国内の鉄道や高速道路はメチャメチャにごった返して地獄絵図だそう。
　
　
ショック。こんなこと、入国するまで知らなかったよ…。
完全に情報収集不足、アジアを9カ国も回ってきたくせに初歩的なミス…
これなら台湾に留まって置けばよかったのかもしれないなぁなんて思ったり。

そのため、ソウル市内は閑散。かろうじて繁華街にポツポツ、川沿いの遊歩道にカップルがちらほら…
生まれ育った東京でも、お盆や正月の期間中は人もまばらで静かで心なしか空気も澄んだりしていて好きなのだが…
ちょっと困った。写真を撮りに来ているのに！
　
レストランや食堂も軒並み休業中で食事もままならない。
なんとか開いているコンビニを見つけてパンと牛乳を買い、ホテルに戻って食べながら一人で作戦会議。
韓国のソウルにて、浮いてしまったこの時間をどう有効に使うか考えよう。

　
うーん、最後の最後にこの状況かぁ。
まぁでも撮れないわけじゃない。負けません。