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2014年7月岸本 絢

カトマンズ盆地紀行(3)

Wifiもろくに繋がらない小さな田舎街、パナウティからカトマンズに戻りました。
先日齢を重ねたアラサー女子、岸本です。心はいつまでも若くいたいものですね。
さて今回はみさきちの滞在するパタンを訪れ、コカナ、スワヤンブナートに行ったお話です。
アジアで働く女性をテーマに作品作りをしているみさきちは、パタンから少し南へ下ったところにある、知り合いのご家族のお宅に滞在しています。わたしもそこにちょこっとお邪魔して、そのご家族とお友達にガイドをして頂きました。
まず私たちが向かったのはスワヤンブナート。スワヤンブナートはカトマンズから西へ2kmほど離れた丘の上に立っている仏教寺院のことです。以前紹介したボダナートの仏塔よりは小振りですが、建立されたのは5世紀。ヒマラヤ最古の仏教寺院だとも言われており、ネパール人にとって最も重要な寺院だとされています。また丘の上にそびえ立つため、そこからカトマンズの街が一望できます。地元の人たちにはモンキー・テンプルと呼ばれており、その名の通りたくさんのお猿さんたちが寺院の周辺にいます。
そしてこのお寺に入るには何段もの石段を登らなければなりません。これがまた急なこと急なこと。ティミで半日田植えをし、足腰に筋肉痛の残る私には応えるものがありました。その階段というのがこれ。
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山田先生が引率ブログにも書かれていましたが、ここ、スワヤンブナートに入るにも入場料を払う必要があります。料金所は石段を登りきるほんのすぐ手前。料金は200Rs。ちなみに私はここでも入場料を請求されることなく入りそうになったのですが、みさきちがいたお陰で(?)外国人だと認識してもらうことができ、料金所に連れ戻されることになったのでした。
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カトマンズが一望できます!階段を頑張って登る甲斐がありました。
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地元民もこぞって双眼鏡コーナーへ
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売られていたアイスが美味しくなかったのでお猿さんにあげることに
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コインを仏像の足下にあるかごに投げ入れることができたら、良いことが起こるらしい。
わたしは数打てば当たる精神で何枚も投げ、小銭二枚を入れることができました
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歴史の古い寺院ということもあるからでしょうか、スワヤンブナートには様々な宗派の建物があります。ストゥーパの手前両側にはインド・シカラ様式の仏塔が建っていて、右側にはチベット仏教カギュ派の僧院、またその裏側には一階が吹き抜けになっている巡礼宿、木造の小さなアジア寺院があります。
ネパールは世界で唯一ヒンドゥー教を国教とする国でしたが、2006年に世俗国家に転換することが決定されました。この国では様々な宗教、宗派が生活に溶け込み、互いにぶつかり合うことなく調和を保っています。
この国にいると、あなたの宗教は何?と聞かれることがよくあります。仏教徒だよ、と答えると私のネックレスを見て、でも君の付けているネックレスにはマリア様がいるよね?と言われます。確かに私はいつもマリア様の描かれたネックレスを付けていますが、キリスト教徒ではありません。私が何気なく付けている物も彼らにとっては意味のある物に見えるのでしょう。決して信心深い人間ではないので申し訳なくなって、これは関係ないんだよ、母から貰ったただのお守りなんだ。と答えます。すると、ネパール人だってそんなもんだよ。ヒンドゥー教徒でもチベット仏教のストゥーパに行ってお祈りをするし、全部の宗教を尊重したいと思っているんだ、と。
良い国だと思いませんか?もちろん宗教を尊ぶ彼らネパール人と、現代の日本人との間には宗教の捉え方、在り方に大きな違いがあります。けれどもこの考えが世界中に広まれば今この瞬間もどこかで繰り広げられているたくさんの争いがなくなると思うと、この国民性、心から尊敬できるものだと思うのでした。
さてさて、この日の観光はまだまだ終わりません。スワヤンブナートを訪れたあとは、カトマンズの中心部から南へバスで30分ほど行ったところにあるパタンへ向かいました。パタンは、カトマンズ盆地にマッラ3王国があった時代の首都で、古い建物が残る古都として観光客でにぎわっています。外国人がパタンに入るには、王宮広場の手前で200Rsを払わなくてはなりません。
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紹介が遅れましたが、この日のガイドをしてくれたのがディラジくんとプラビンさん。ぱっと見なかなか厳ついですが、とっても優しくって面白い二人です。
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外国人というだけでただの広場に入場料を払わなくてはならない上、私が古都巡りに飽きていたのもありパタン観光はあっさりと終わらせ、もっと違う景色を見たい!ということで私たちはコカナという田舎街へと向かいました。
カトマンズからバスで1時間ほどのところにコカナはあります。コカナはネワール族の住むとても小さな村で、中心となる通りも道がでこぼこ。観光客は少なく、ヤギやアヒルや犬が自由に歩いていてとても平和な村です。
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この村では働く女性の姿が目立ちます。ネパール人女性はなかなか勇ましい!
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日本人女性も負けていませんが!
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男衆はまったり休憩でしょうか。ネパール人のおじさんたちは見ているだけで癒されます。
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綺麗に整えられた棚田風景。ネパールではこのような景色を至る所で目にすることができます。
全く異なる3つの街を訪れとても濃い時間を過ごせた一日。案内役をしてくださったディラジくん、プラビンさんありがとうございました!そしてみさきちもほんとにありがとう、お世話になりました。
次回はカトマンズ盆地紀行最終回、少し遠出をして訪れた、ヒマラヤビュースポットとして有名なナガルコットと小さな田舎街パナウティのお話をしたいと思います。ネパール出るまでにアップできたらいいなー!