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2014年6月山本 遼

写真中心生活習慣

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好きなことにどれだけ時間を使えるか。
それが自分の作品のクオリティーや深さを高めることになる。

音楽家は、頭の中の音を一つ一つ譜面に落とし、ピアノを奏でていく。
画家は、朝から晩までキャンバスに向かい、絵を描き続ける。
科学者は、ひたすら学術書を読みあさり、何回も実験を繰り返す。
スポーツ選手は、試合で勝てるように、日々の練習を欠かさない。

どの分野もやっていることは同じで、
より高見を目指すのであればそれに応じた行動を
自分から積極的する必要がある。

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じゃあ、写真家を目指す学生には何ができるのか。
むしろ今何が足りていないのか。

今から振り返ってみると容易に分かることなのだけれど、
学生の間で全然写真についての話をしていないことが
一番足りないことなのだ。
もちろん、授業内で写真を見せ合って感想を言い合ったりはする。
ただ、それは授業の間だけで終わってしまえば
他愛も無い話で一日が終わってしまう。
一人でいる時も携帯を取り出して、
SNSの更新が無いか無駄にチェックをして時間を潰す。
飲みに行っても結局毎回同じ話の繰り返しで、
直接作品に刺激を与えるようなことなど無いに等しい。

マレーシアのスクーリングを終えて思い知ったことは、
作品についてよりも自分が作品を作る上での
環境作りや時間の使い方の方だった。

自分を変えられるのは、自分しかいない。
いくら他人に助言されようとも自分が変わろうとしない限り変わらない。
人は、そうそう変わることはできない。歳を取れば尚更だ。だから、今この時間を大事に使おう。
そして、若いうちに強い人間になろう。そのためにはもう少しの勇気と自信を持とう。
それから周りの人たちも良い方向に巻き込めて行けたらと思う。

これから始まるFW後半戦が山となるのだが
それを乗り越えて、より多くの納得のゆく写真を撮り、
できることならさらなる自信を持って8月のスクーリングに臨みたい。

先生方、お忙しい中わざわざ日本から来ていただいてありがとうございました。
8月のスクーリングもよろしくお願いします。

そして、明日からインド北部のラダック地方へ。

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