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2018年8月石坂 佳祐

何故あんなにも逞しく見えたのだろう

 

幼い頃の私には

ハタチの背中が逞しく見えていた。

『言うまでもないが勿論大人で、何でも知っていて、常に何かに没頭している』

私がハタチを迎えるまではずっとこう思っていた。

だが、いざ自分がハタチになってみたら私の想像していたハタチ像とは全く違った。

勿論私自身がポンコツなので、他の人はもっとマシなハタチだろう。

それでも昔描いていたハタチ像その者の人など、ほんのひと握りだと思う。

 

何故いきなりこんな事を認めているのかと言うと、一時帰国し友人と話している時に昔描いていたハタチ像と今実際に私自身がハタチになってみて大きく違いがあることに気が付いたからである。

『そう言えば俺らハタチなのに何も知らねぇな笑』と、友人と笑いあった。

何故あんなにも逞しく見えたのだろう。