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2018年7月山口 宗一郎

虹彩

こんにちは。

とりあえず、いつも通りこんにちはと打ち込んで見たが、その次の言葉が思い当たらない。いつもはどういう風に書き出していただろうか。特に意識をせずにいたのだが、今日は如何にもこうにもそうせずにはいられないようだ。正確には今日ではなくここ数日であるのだが、こんな日が続くのも場所の長閑さに当てられてだろう。今滞在しているダマクという街はネパール国内南東部の比較的端の方に位置している。ここにブータン難民キャンプがある。少し前まで多くのブータン人がネパール国内に滞在していたが、多くの人はアメリカを筆頭に他国へ移り住んでいる。今までネパール国内に五ヶ所あった難民キャンプも今では数を減らし一箇所だけとなっている。

ただ、残っている人に話を聞くと、ユニセフからの支給額は一人に一月あたり$6.5、ネパールルピーと日本円はレートがほぼ変わらないので日本円に換算して見ると733円である。ネパール国内では水1リットルが大体20円で売られているので36リットルの水を買うとほぼ尽きてしまう額である。このキャンプには井戸があるので水で困ることはあまりないと思うが食事、服、生活必需品を買うには少ないと十分に判断できる額であって、足りているとは言えない。

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歩きながら話を聞いていたが、ふと見た太陽は話とのコントラストの強さに直視できなかった。

 

今回は、ここまで。

お読みいただきありがとうございます。

また次回の記事にご期待ください。

山口より。