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2018年4月山口 宗一郎

奇遇な巡り合わせのクアンガイ

こんにちは。

日本の都心では初の夏日を観測したそうですね。なんと早いこと。まだ四月ですよ。

こちらも日中の日差しは身を切り刻むように痛く、半袖では出たくないぐらいです。

 

この記事を書いているのはクイニョンですが、移動前のクアンガイでの日々を思いかえそうと思います。

では、移動した日の記憶から辿って行きましょう。

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ベトナムで最初の移動日は、朝4時半にホテルを発ち、真っ暗な中空港へたどり着きました。こんな早い時間でも市場は賑やかで道に面してるところでは花を売っているおばさまがたと多くのバイクが並んでいました。

難なく搭乗して、クアンガイのチューライ空港にたどり着いたものの、空港にATMがなくタクシーの運ちゃんに寄り道してもらいATM経由のホテルへ。ホテルの近くにないんだなーと思ってましたが、着いた日の夜に付近を散歩してたら近くの港の脇にひっそりと、いや夜だから神々しく輝いてましたね。なんだ、焦らなくても良かったじゃないか。

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宿に着いてすぐ、宿の主人フッツさんに連れられ海沿いの高台へ。気持ちのいい眺めでした。お昼を一緒に食べホテルに戻り、撮影地の下調べへ。

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けれどその日のうちにフッツさんと約束をして16時に海へ。すごい綺麗で、なん年ぶりかという海水浴。久々に感じる海はとても気持ち良かったです。年甲斐もなくはしゃいでいました。そしてTOUGHを使っての初の水中撮影。海中で面白い自撮りを撮ってみようと奮闘しましたがうまくいかず、朝から起動させっぱなしのTOUGHは電池切れ。残念だったので次回の機会に再挑戦しようと思います。

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宿の後ろにはフッツさんの弟さんが営む漁港があり、夜遅くまで作業する音が鳴り響いていました。

フッツさんの弟さんや友人の中には日本で三年間の研修を行った人が多く、ベトナムであるにも関わらず流暢な日本語を当たり前のように聞いていて、ちょっとした違和感でした。ずっと日本語で喋っているとここがベトナムである現実をつい忘れてしまいそうになります。あたりを見渡すとすぐに引き戻されますけどね。

昼飯や夕飯は、フッツさん一家やご友人の方とご一緒させてもらい、たらふく食べさせてもらいました。魚の揚げたものや煮たもの、あとはハーブを使ったサラダがメインです。

そうそう、ご飯で言えば白飯が美味しいです。台湾やマレーシアでも食べたのですが、ベトナムはダントツで美味しいです。ちょっと感激してしまいました。箸が進む進む。海外に来てこんなにお腹いっぱいで過ごす日々はあまりなかったので幸せです。

あと、フッツさんのおすすめもあり、撮影の合間を縫って近くの港からリゾートアイランドへ行ってみたのですが、ニンニクが名物なのか、道中でニンニクを広げていました。臭くはなかったんですがバイクや車が混み合って通りづらかったです。

その島で、現地に住んで2年半の日本人と知り合いました。港で船はまだか確認してたら警官にこっち来いと笑顔で招かれ、なんだろうと着いて行くとその女性を紹介してもらい、あんたら日本人同士だろ?付き合えよ!とずっと言われてました。二人して苦笑いで余計な御世話ですね。なんて乗り切りましたが、こんな出会い方じゃなければベトナムについてもっと聞きたかったです。本当にお節介な現地の警官でした。ちなみに警官の顔は俳優の濱田岳さんに似ていて、何かの撮影だろうかと思っていましたが、完璧に現地の人でした。

そうそう、ベトナムの人は顔の作りが日本人にすごい似ています。なので逆も然り。ハノイでもバス停でどこ行きか見ているとおばあちゃんに道を尋ねられたこともありましたっけ。あぁベトナム語が話せるようになりたいな。

まぁ、そんな楽しいクアンガイから後ろ髪を引かれる気持ちで移動をして、クイニョンにいます。

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移動にはベトナム鉄道の南北線を利用しました。駅から駅までだいたい3時間近く乗っていましたが、日本ほど綺麗でないにしろ新幹線のようなもので、お昼ご飯が35,000ドン(日本円にして170円)で車内販売されており結構なボリュームでおいしかったです。トイレなんかはちょっと汚かったんですが使うことなく降りたので何にも言えないです。まぁ、使いたくなかったから我慢はしましたが。

電車は走っていますが揺れが少なくゆったりしているのでどうしても眠くなって来ます。ウトウトとしていましたが、前の座席に座っている母娘と写真を撮り合いながら遊んでいるとあっという間に時間が過ぎて行きました。母娘がトイレに行ってる隙に一眠りしようとしましたが、戻って来てすぐにケタケタと子供が笑っているので重い瞼をあげてみると、すごい笑顔で写真を撮られていました。不覚です。

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この子の母親には、私が外国人であることを気遣ってか、色々とお世話をしていただきありがたかったです。最後には電話番号まで渡されてしまいました。ベトナム語が話せないのにどうしていいのかわからないので大切に保管したままになっています。

あぁ、ベトナムいいところだな。まだ撮影途中ですけど、またいつか戻って来たいと、もし海外に住むならここだなと思った日々でした。

 

今日は、ここまで。

お読みいただきありがとうございます。

また次回の記事をご期待ください。

山口より。