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2016年8月松枝 音寧

Shooting in that city

India、Korkata

歩いてみればみるほどに混沌とした景色に出会うこの街では疲れてしまうことが多く、ラブリーシティだよと聞いたもののどこがそうなのか分かりませんでした。

壁があればそこは人々にとってのトイレとなり水がでればシャワーを浴びる場所となり、平らなところがあればそこが道であろうが道の真ん中にある台であろうがベッドになる。

そんな光景が目に入ってくる街だったからです。

 

 

その言葉の意味が分かったのは彩名ちゃんの撮影に同行させてもらっていた時でした。

この街の人々はどこからやって来たかも分からなくて言葉も全部が通じるわけではない私たちに対して笑顔と優しさを見せてくれるそんな暖かい人々でした。

写真を撮ったときに興味を抱いて喜んでもらえることは嬉しいことです。

コルカタの街の景色に少し疲れてしまったことはあったけれどその街で生活する人々に救われました。

インドで訪れた2つ目の街、コルカタはとても素敵な街でした!

 

 

そしてそんな街の中で撮影していた彩名ちゃんに初めて同行しました。

自分の撮影に今まで付いてきてもらったことは何度か機会があったけれど同じフィールドワークの仲間が1つの被写体と向き合っている姿を見るのはこれが初めてでした。

(SHORT TERM 12)

自分自身の撮影環境と異なりしかも決して良い環境とは言えないそんな場所で集中して撮影に取り組んでいる姿を見て凄いと思いました。

仲間の撮影の姿を見て受けた刺激を自分の撮影の時に発揮して負けないように頑張りたいです。

 


India、Coimbatore

そしてその自分の撮影は、インドの世界遺産でもある西ガーツ山脈へと足を踏み入れて行いました。

この西ガーツ山脈は全長およそ1600㎞にも及ぶ非常に広い範囲で標高の高い山々がいくつも連なっています。

インド洋北西部からの湿潤な風が当たり、海側に大量の雨を降らせる一方で、インドの南半分を占めるというデカン高原側に乾燥した風を吹き下ろす地形となっており、モンスーン気候に影響を与えこの地方の熱帯性気候を穏やかなものにします。

そのためか撮影地へと向かうための手前の街に到着したときから7月のインドとは思えないほどの涼しい風が吹いていました。

さらにこの西ガーツ山脈は生物多様性のホットスポットとなっており数々の国立公園、自然保護区域などがあります。

 

私はその場所のSILENT VALLEY NATIONAL PARKとERAVIKULAM NATIONAL PARKへと安全面の関係から駿さん(風の中で踊れ)に同行してもらい一緒に撮影に行きました。

ジープに長い時間乗り、森の中を駆け抜け高い場所から森を眺めたり、ぬかるんだ道を歩いた先にある大きな川や滝の光景に出会ったり、標高2000m前後の霧に囲まれた場所で生きる木々や植物を撮影したりとこれまでの国とは少し違う撮影の仕方や被写体と向き合い、短い期間とはなりましたが充実した日々を過ごすことができました。

 

撮影同行ありがとうございました!!