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2016年8月富永 諒

ホアイホン

古市さんの紹介でホアイホン職業訓練センターへ行ってきました。

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ラオスでは急速な経済発展が進んでいます。

しかし女性が取り残されている現状があり、ラオス人女性が元々家庭で伝承してきた染織技術を身につけ経済的自立を目指し、ラオス社会における男女平等の実現を目的として、このセンターは1998年に日本のNGO「ラオスの女性とともに仕事を作る会」「ラオスの女性と子どもを支える会」によって設立されました。

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 センターはビエンチャンの市街地から8kmほど離れたホワイホン村にあります。

市内のTRUE COLOURというお店から送迎サービスもあるので、市内から30分ほどとアクセスも良好です。

 

センターでは、しぼり染めや一日織り体験ができ、ラオスの人と一緒に織りや染色を体験できます。

 

今回は染めの体験をしてきました。

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インディゴを選択し、インディゴ染めでスカーフを染めました。

インディゴは色素の名前で今回は琉球藍のインディゴを選択。

染めの作業は無心になれて時間も忘れて没頭しちゃいました。

綺麗な藍を出すには何日も職人さんが日数をかけてゆっくりと染めていかないと出ないようで、一日ではなかなかいい色に到達とはいかなかったです。

職人さんたちのすごさを感じました。

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センターには日本人女性のボランティアの富田さんがいらっしゃいました。

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富田さんは元々、日本でアパレルの仕事をされており、ラオスに染めと織りの勉強に来たところ、今のセンターに出会い、4年ほど在住されています。

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現在は日本からの発注が入っており、日本語で書かれた指示書の翻訳や、縫いの指導など、制作すべてに関わっておられました。

 

また富田さん自身の作品も見させて頂きました。

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とても模様が複雑で細かく美しかったです。

現在織っている作品も使っている糸が多くどう織っているのかわかりませんでした。何回見ても手がどう動いているのか・・・わかりませんでした。

 

富田さんにはセンターを案内して頂いたり、急な訪問に対応してくれたりと本当に親切に対応して頂けました。

またスタッフの方達も親切で織りや染めの工程が間近で見さていただくこともできます。

 

ぜひラオスにお越しの際はセンターに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

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