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2016年7月涌井 駿

ジェントルマン・インディア

 

インドには何か秘められた宝があるんじゃないかとインドを知らない僕はそう感じます。インドは熱くて汚くてカレーが美味しくてチャイがあって少し危ない、その位のことしか知りません。そもそも汚いところがあまり得意ではない僕は少し気が引けるかと思ってたんですが国をかせねる毎に行きたくて行きたくてなりました。ついにその地に足を踏み入れた気分は上々です。

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(ジョドプルのブルーシティー)

インドはマレーシアのクアラルンプールからチェンナイに飛行機で入国しました。2日滞在したチェンナイを後にSightwalkこと小山さんと一緒にこれまた飛行機でムンバイを経由してジョドプルへ行きました。インドの航空会社の飛行機シートがやや大きめで心と同じくらい大きな僕の身体には調度いいです。チェンナイはインドの東側に位置していてそこから西へ向かったわけですが西から東へ移動していくと人の顔や肌の色も徐々に変化していくのがインド国内だけでも分かります。
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(Sightwalk小山さんと街の女性)

まだ滞在して3日目ですがインドは思っていたよりも多くの男性が紳士的であり、女性は逞しい雰囲気をうけます。日本の9倍の国土を持つインドに勝手にですが東と西では多少時差があるものではないかと思っていました。なので隣に座っていたインド人のおじさんに「今何時ですか」と聞いたらチェンナイと同じ時間を言われました。「インドに時差はないよ」と言われました。「こんなに大きいインドだから時差があるかと思っちゃったよ」と僕は言いました「インドは一つの時間さ」とインドのおじさん。その後も軽くどこから来たのかとか、旅をしているのかなどユーモア踏まえお話をしました。笑顔で微笑むと(変な笑顔ではない)優しく微笑み返してくれる彼らの笑顔はインドにきて思った第一素敵要素です。
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 (池にちぎったパンを投げながら撮影に応えてくれた街の女性)

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(インドのギャル達)

『睡も甘いも』

相変わらず新しいホテルだと中々熟睡出来ないです。寝るまでに時間がかかるし、なんだか匂いとかも気になります。けれど疲れていたり睡眠不足だと身体がベットに張り付きます。なんだかそれは小さい睡魔達が僕の身体に縄をかけベットに小さい杭で張り付けているかのようです。その時の身体はベットに張り付く感じが心地よく感じます。何度も身体を起こそうとするのにグイッと小さな睡魔達に引っ張られてまた身体がベットに落ちてゆく。それは眠りに落ちるまでの身体と意識との狭間のようで、甘いお菓子を食べた時に頬の奥の方に甘さが染みる感じにすこし似ていて少し癖になりそうです。小さな睡魔達がキャンディーを口に放り投げてきているのかもしれません。最終的には僕らの身体はズブズブと音を立てて柔らかくて白い眠りの沼に睡魔達が僕の身体を沈めていくんだと思います。

お昼寝が好きな人はきっとこの部分が好きなんじゃないかと思います。柔らかい沼に足を入れたら出てくるのは難しいかもしれないですね。その為に夢と言う名の出口があるのかもしれません。

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P.S. 機内食には鼻クソみたいな黒い梅干し味のようなキャンディーみたいたのが付いていました。