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2016年4月11期生引率スタッフ
引率の宮脇です。
学生達の半数以上は、プノンペン市内で個人撮影に励んでいます。
私は、一足先に昨日シェムリアップにバスで移動しました。
本日は、そのバス移動の様子をご紹介します。
宿泊していたホテルを出てスーツケースを持って歩いているだけで、四方八方から「Hey」とトゥクトゥクの年配運転手から積極的な営業をされました。料金高めですし「Hey」なんて初対面の人に言われて不快な思いをしましたので断り、私の近くにいた消極的な若い運転手に逆に声をかけて交渉成立し、バスターミナルまで乗せてもらいました。料金も積極的に営業してくる年配の人より、安かったです。何より、しっかり日本語を話せる運転手でしたので、安心しました。
降りた際に「どうもありがとう」とお礼を言われました。文字からはアクセントまで感じとれないと思いますがしっかりとした日本語でした。
バスターミナルには、お坊さんもいました。カンボジアのお坊さんは公の場でも、スマートフォンでメールをしたり音楽❓、お経ですかね❓聞いていました。このお坊さん達もシェムリアップ行きに乗車していました。
右側のバスがシェムリアップ行きです。車体は韓国製ですが、台湾・高雄で見かけたバス会社の名前が車体に塗装されたままでした。所謂中古車です。所用時間6時間と公式ホームページで言っていますが、無事シェムリアップに到着できるのか不安になりました。座席下の物入れの所には新品のオートバイ、仕入れた大量の水や食料品などが次々と積み込まれていました。私のスーツケースは、隅の方に置かれていました。ある意味、日本の宅配みたいな事までするのか「東南アジアだな」と関心しながら乗車案内を待っていました。
バスターミナルで開かれていたイベントの壺わりです。日本のスイカ割りみたいな感じです。司会者の誘導のもとに、お面を被り棒を持って壺に近づき割ります。かなり盛り上がっていました。
壺を割ると中には、たくさんのお金が入っています。割ると独り占めできます。
イベントで賑わっていたバスターミナルを定刻より、15分遅れて出発。プノンペン市街に行く時に必ず通る橋ですが、これを渡るまで1時間以上の渋滞にはまりました。
橋を渡ってしばらくすると、周りには何もない所を延々とバスは走行します。車内では映画を放映するわけでもなく、お腹に響くような音楽を高音でイヤホンもしないで聴いている人や電話をしている人。家族でお菓子を食べながら会話している人。バスの中の過ごし方は、様々です。ちなみに、私は本を読むつもりでいましたが、路面の凹凸が凄くかなり揺れてとても本を読める状態ではありませんでした。仕方ないので延々と続く景色を眺めていました。
走りだしてから、2時間ほどするとサービスエリアでお昼休憩です。停車時間など、一切放送がありません。不安でしたので、運転手に出発時間を確認しました。
このバス会社専用のサービスエリアです。ちなみにトイレの利用は無料です。
パンや麺類、ジュースお菓子など、たくさんいろいろな物が売られていました。
地元ならではのローカルフードも売られています。
約30分間の休憩が終わり、再びシェムリアップに向けて出発です。荷物を出し入れするポーターもバスに乗っていて出発前に乗客の人数の確認をしていました。日本的なサービスをするので、少し安心しました。
延々とこのような景色の中をバスは再び走り続けます。夜、星がきれいに見えるのだろうとつい思ってしまいました。
終点に近くなると家が見えはじめました。走行中に乗客が大きな声を出し、しばらくすると停車して降りる人や乗ってくる人もいます。決まったバス停留所が、ない所でも自由に乗り降りできる。いかにも東南アジアらしいです。そのおかげでかなり時間のロスをしています。既に6時間経過。
プノンペンを出発してから7時間以上かかって、目的地シェムリアップに到着しました。飛行機だと決して見れない景色ですし、料金も飛行機の1/3程度でしたのでなかなかよかったです。3年前にも来た場所ですので、ホテルに向かう途中記憶が蘇ってきました。