BLOG
2016年4月涌井 駿
腕、雲の上と海のなか
夜中の三時にこのブログを書いているので眠くてたまらないです。なので毎日書いている日記から抜粋して書き
出します。本当はブログ用にきちんと書きたいんですが、ごめんなさい。
世界遺産は今まであんまり行ったことがなくて、アメリカのヨセミテとグランドキャニオンにしか行った事がな
かったんですね。ベトナムには計8個の世界遺産があるらしく、その中の一つハロン湾に行くことにしました。(日本には19の世界遺産があるらしいいです)
一泊二日の船上泊のツアーを現地のツアー会社で予約をしました。当日朝8時から8時半の間にバスが迎えに来
ると言うことだったのだが、10分も早く来てしまったバス。こっちのことだから平気で遅れてくると思ってい
たのが大間違い。今回のツアーに参加する乗客を各ホテルでピックアップして約3時間半の道程を行く。
休憩が一回だけ25分程あるのだが、ベトナムのサービスエリア、これがまた変てこなサービスエリアで中々おも
しろい。白や黒の石像があちらこちらに置いてあるのだ。200体以上ものビーナスやら、ぐるぐる渦を巻いてい
るもの、他にも変てこな形の石像が置いてあった。道路を走っていると、この石像たちを目印にサービスエリア
があるものと思ってもらって構わない。
バスで3時間半だと思っていたら四時間以上もかかって到着した。道中なのだが、ハノイから離れるにつれてベ
トナムらしさと言うか田舎な感じになっていった。牛や羊、畑などなんら日本の田舎とさほど変わらない田舎で
ある。
そうこうしていると寝てしまい、おきたら港に到着していた。岩よりも大きい島がポツポツと現れてきた。港に
着くと色々な船が停船しており、港は旅行者達でごった返していた。小さな船に乗り込み今回のメインとなる船
まで移動をした。
部屋が一階と言われていたが二階になっていたのでやや良い感じになっていた。トイレ、シャワー、エアコン、扇風機まで付いている。部屋の全体の雰囲気は小さなモーテルような感じだ。
船が揺れていて心配であった。だけれどその揺れは目をつむると暗闇の中、左右に少しだけ揺れるだけだった。
幼少期、父の腕に抱かれ寝たことや、小さい頃経験したものの忘れてしまった記憶が、目の裏に潜む大きな記憶
の海からじんわりと、そしてゆっくりと浮かび上がってきてとても心地が良かった。雲の上に寝ているようなふ
んわりとしたものがあった。