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2016年3月涌井 駿
嵐がくれた熊と象
台北に来ていく日か経ちました。雨だったのも最近は太陽が出てきて、今まで見ていた台北
とは違った街の顔がみれます。
ルルと言う名前の台湾人の友達がいるんですが、彼女は三、四年前からの知り合いでアメリカ
にいた時に一緒に住んでいました。
すごく仲がよくて一緒に旅行も行きましたし、飯なんかは毎日一緒に食べていました。
飯と言っても大体は中華料理でした。そこで中華料理を覚えたと言っても過言ではないほどに
そこのレストランには足を運びました。まあそのおかげでそれなりに太りました。特にそこで
いつも注文していたのが、空芯菜の炒め、麻婆豆腐、炒飯、酸辣湯です。お気に入りは酸辣湯
です。最後に貰えるフォーチュンクッキーも毎回の楽しみでした。
台湾のお天気同様、彼女もまたお天気屋なんですが、お天気はお天気でも人災になる程のお天
気屋です。嵐のごとく全てをなぎ倒して何処かへいってしまう。残された人だけが大変なんです。
そんなこんな台湾に来たからには、彼女に連絡をとってどこかに連れて行ってもらおうと思っ
ていたのですが、さすが嵐です。彼女は現在パリにいっらしゃるそうです。
そんな彼女に台湾人のお友達を紹介してもらいました。名前はネルソン、台北市内に着くと彼
が駅まで迎えにきてくれていました。彼とはメールだけでやり取りをしていたので、お互い会
ったことはなく会った時は奇妙な感じがしました。英語の文章だけで作られた僕の中にある彼
のイメージ、現実に生身の身体を前にして会話をする彼の声。答えあわせではなく、バージョ
アップされる彼のイメージがなんとなく不思議でした。
彼は優しいお兄さんで動物に例えると何だろうか、穏やかだが頼もしい熊と象を混ぜたような
感じの人です。彼は友達の友達は友達といつも言っていて、言葉の通りに接してくれていました。
彼には多くの場所に連れて行ってもらいました。
満潮の海
3階建てのお茶屋からの九份
魯肉飯
次はベトナム、ハノイへ移動です。