雨の台北、人々に迎えられて

私は台北市にある龍山寺付近に撮影地域を定めて通っています。台湾は丁度雨季なので、撮影中は常に雨に付きまとわれて服や靴が濡れてしまいます。それはそれで絵になるので、有難いと思えば我慢できる様な気が、、。

↓こちらは夜市の路地裏。屋台が並ぶ華やかな表道路とは打って変わって、自分は何処へ迷い込んでしまったんだ？と、思った程でした。

台湾の人々は平均的に信仰心が強く、町や区、住宅地といった領域で日本で例えるお寺や神社仏閣が至る所に存在します。私が発見したのは夜市の裏、古くて汚い路地を進んだ所にありました。多くの観光客が訪れる龍山寺とは違って、より庶民に近く、地域の人々が憩う場所なのではないかと思いました。それに、なんともこちらのお寺の雰囲気が好きで、また日を改めて来たいと思うようになりました。

何日か通う中で、こちらの役員のウォン・ハンチョンさんと仲良くなり、月に一度開かれる食事会に招いてもらうことになりました。

こちらのお寺では地域的な交流の場として、近隣住民や知人、親戚がお金を出し合ってこういった食事会がよく行われるそうです。ある日突然日本から来た学生を歓迎してくださった皆様には有難い思いです。

日本の都会では近年あまり見なくなってしまった様な、、、こういった光景は暖かく感じました。

ああ、、、。。。