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2016年3月小山 幸佑

荷造り編

出発に向けてパッキングをしていますが、ちょっと一段落。今日はFW中の荷物とその管理方法について書こうと思います。半年間の「生活」をまるごと持ち歩くのですから色々と悩みます。僕自身もアジア1週と聞いて何を持って行けばいいのか見当もつかず、先生方や先輩方に色々と相談しました。自分用の忘備録と、12期以降これから出発が控えている可愛い後輩達の参考になれば。
 
 
まず外殻をスーツケースにするかバックパックにするか、という選択がありますが、11期を含めて例年バックパック派が多いようです。理由は地面の条件に関わず移動可能だからと、両手が空くから。逆に僕は撮影手法が「スナップ」で荷物も少なくその上撮影地の殆どが「都市」なので道が舗装されてさえいれば移動が楽なスーツケースを選択しました。車輪の役に立たない山や悪路を行くような撮影の場合はこの限りではないです。バックパックを選択しましょう。いずれにしても、どんなに荷物の多い人でも容量は70ℓあれば足りると思います。
 
【スーツケース】
・服上3枚、下2枚→現地で安くいくらでも手に入ります。
・下着3枚
・洗濯用具→多くの場合、服は自分で洗濯するので洗濯紐と洗濯ばさみ。洗剤は現地で手に入ります。
・爪切り、耳かき
・ティッシュ、トイペ
・体温計
・薬類
・入浴、洗面用具→シャンプー等現地どこでも買えるので最小限でOK。
・セームタオル→水泳等で使う「水を吸うタオル」これ1枚でバスタオル要らず、しかも速乾。
・コンタクトレンズ→少し嵩張るけどワンデーが良いです。
・ドライヤー
・マウス派なのでマウス
・USBメモリ16GB
・充電器類
・電源タップ
・変換プラグ
・単三電池、単四電池
・ツールナイフ→「缶切り」の付いているものを選ぶと幸せになれます。
・ライト
・サンダル
・パスポートナンバーや緊急連絡先等を控えたメモ
・チェーン、ダイヤルロック

これ全部でスーツケースの全容量の6割くらい。お土産を入れるスペースもまだタップリとあります!
 
 
それとは別に機内持ち込みサイズのバックパックを用意して…

【機内持ち込みサイズのバックパック】
・メインカメラ
・サブカメラ
・スペアバッテリー
・スペアSDカード
・レンズペンとブロワー
・PC
・HDD2TB×2台→1つで管理、もう1つでバックアップを取ります。
・さっと羽織れる長袖ジャケット1枚→丸めて小さくなるものが好ましい。
・ノートとペン
・ネームカード
・タオル
・サングラス
・日焼け止め
・サージカルマスク
・手ピカジェル
・スーツケースの鍵
・携帯
・現金とクレジットカード2枚、国際キャッシュカード
・パスポートとそのコピー、ビザ
・スキミング防止フィルム
・パスポートナンバーや緊急連絡先等を控えたメモ
・お守り

基本【機内持ち込みサイズのバックパック】を背負い、かつ【スーツケース】をゴロゴロと引いていくスタイルです!

現地での撮影時は、カメラを首から下げパスポートや現金、スペアバッテリー等最小限の荷物を【小さなショルダーバッグ】に突っ込んで撮影に向かいます。人によってはこの他に三脚やフラッシュ、換えレンズ数本が必要だったり。だとすれば上記の【機内持ち込みサイズのバックパック】をそのまま持ち歩く、だったり。その辺は各々だと思います。自分は、撮影時はかなり身軽な方です。

で、それ以外の全てをホテルの部屋に置いて行くわけですが、防犯対策をどうするか。東南アジアでは、日本のホテルように何でもかんでもベッドの上に放ったまま外出するわけにはいきません。たとえ施錠した上でドアノブに「Do not disturb」の札を下げていたとしてもそれを無視して不在時にキーピングの人間が合鍵で入室してくることもザラ(実際2年次のマレーシア研修でそういう経験をしました)。ということで、基本は荷物を一つにまとめて施錠し、それごと持って行かれないようにどこかに固定しておくのが良いです。僕はスーツケースに施錠をして鍵付きバンドを巻いた上でチェーンとダイヤルロックで部屋備え付けのテーブルの足やクローゼットの棒?など絶対に動かない物に固定しておくことにしました。

「パッと見て魔が差さないようにすること、面倒くせぇなと思わせること」が重要だと出発前の授業でも教わりました。それでもなおワイヤーを切断してまで持って行かれたらその時は…お手上げ。そんなことは無いほうが良いに決まってるんですが、後で悔やまないように、できることはできる限りやろうということです。

 
参考になりましたでしょうか。