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2014年8月柳原 美咲

大草原の家族のひととき

你好吗?
我是日本人,我叫美咲。


こんにちは。ご機嫌いかがですか?
私は日本人です。美咲と言います。


中国内モンゴル自治区の大草原での撮影を終え、市内に戻ってきました。




NPIの卒業生でもある内モンゴル出身のアラタンさんのご紹介で
田舎のお宅にホームステイをしながら撮影をさせていただきました。






3泊のホームステイを終えて市内に戻る今朝、一大イベントが開催されました!!!




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この地域では昔から主食として食べられていた羊!!!




「今日はお父さんが羊を殺すよ!」


と聞いていたので、てっきり首を落とすのかと思いきや
お腹の中心から大動脈を切り、最初に全身に巡る血を止めてしまうのだそうです。
ちなみに皮が血に染まっているのは、その上で肉を解体していったからです。


いつものように皆で台所でモンゴルのお茶を飲んでいたら
庭にはもう安らかに眠った(ような)羊が、、、!といった感じでした…


急いでカメラを持って家を飛び出し、撮影開始です。




解体と言うと血が飛び散るイメージでしたが、
スッスッとナイフが入っても良質な脂に包まれた肉からは血は流れ出ず
想像以上に柔らかい肉を目の前にすると、早く食べたいな〜と思ってしまいました。




そんな不思議な気持ちでいると
今度はお母さんがモンゴルの民族衣装を着て近くのゲルホテルまで行きました。


ゲルとはモンゴルの移動式住居です!


中国でも夏休み真っ最中で、都会の方から小学生がモンゴルの文化を学びに来ていました。
お母さんはそこで伝統的なチーズの作り方を見せるということで私も参加。




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あっという間にふわふわのチーズのできあがりです。
中国人の食らいつき方と言ったら、その勢いの凄まじい事・・・。


中国人(漢民族)とモンゴル民族では
話し方も違うし、人との接し方も違うし、顔つきも違います。


いつまでも内モンゴルにいたいなあなんて思っていると、
お母さんが「帰るわよ!」って急いでお家の方までもどると
羊の解体が大分進んでいました。






お母さんも参加して、家族総出で解体をしていきます。


約2時間かけて羊は皮だけになってしまいました。




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新鮮な羊肉を家族皆でいただきます。


まずはじめに食べたのが、肝臓を脂で包んで焼いたもの。
臭みなどなく柔らかいレバーと、まわりのカリカリに焦げた脂・・・
想像をしただけでもよだれが出るでしょう?


その後は肋骨をしゃぶりながら、ジューシーなモモ肉をお父さんが切り分けてくれました。




前述にもありますが、この地域では昔は羊と牛が主食だったそうです。


大切に育てた羊を家族皆で一生懸命解体し、
一番美味しいところをまた家族皆で食べていく。


今は夏ですからあまり感じませんが、極寒の冬を想像すると……


生き物から命を貰って、自分たちの命を繋いでいることの偉大さをひしひしと感じます。






夏の青空の内モンゴルもとても素敵でしたが、
本当の内モンゴルを知るためには、冬に訪れなくてはいけないなと思いました。






次回のブログではホームステイの様子をもう少し詳しくお伝えしたいと思います。








ちなみに・・・・・


本日行われた、彼にとっての一大イベント。断髪。


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お疲れさまでした。






このような素敵な出会いを作ってくださり、
協力して下さったアラタンさんご夫婦に感謝でいっぱいです。


本当にありがとうございました!!!!!


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