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2014年7月菅原 由紀
悩み 時々 撮影
こんばんは。
本日も始まりました、ぽんさんぽ。
前回のインドの様子と続けてのお送りになってしまいますが、ご了承下さい。
インドからネパールのカトマンズへと向かいます。
カトマンズの空港では熊倉局長と毎年お世話になっている、ネパールのガイドさんのアショカさんが空港で待っていてくれました。
熊倉局長とはシンガポール以来の再会です。
お出迎えありがとうございました!
ネパールに来る前から先輩や先生方に、カトマンズでは日本食を食べられる!しかもおいしい!という話を聞いていた私たちは、早速局長とアショカさんにおいしい日本食屋さんに連れて行ってもらいました。
思いっきり日本食を食べられるー♫
と楽しみにしていたのですが、ネパール入りする少し前からお腹の調子が不調だった私は、ここでおじやを頂きました。
今までカレーやら刺激的な物を食べてきたので、おじやの味の優しいこと・・・涙。
とてもほっこり気分になり、少しずつお腹の調子も良くなりました。
そして、個人行動開始。
私はみさきちと共に、みさきちのお友だちのタパさん宅にホームステイさせて頂きました。
タパさんはネパール出身の方ですが、現在は日本のレストランで働いていて、今回はタパさん不在のタパさん宅へお邪魔させて頂きます。
タパさんのお家は、カトマンズから車で20分ほどの場所にあります。
家からは田園風景や、山も見え、なんとものどかな場所です。
近くには昔ながらのお家やお寺が残された街もありました。
稲作中のおばちゃんたちと話したり、山の向こうに沈む夕日を見ていると、なんだか日本の田園風景を思い出します。
タパさんのおじさんの息子さんが、お食い初めということでお邪魔させて頂きました。
ネパールでは男の子は6ヶ月、女の子は5ヶ月になるとお食い初めを行うそうです。
タパさん宅には23歳の弟さんがいて、その弟さんとタパさんのお友だちがこの他、パタンという街などいろいろなところへ連れて行ってくれました。
ありがとうございました!
お腹の様子を見ながら休養したり、ぽんさんぽをしている間にあっという間に移動日を迎えます。
後半は海くんと共に、チトワン国立公園にあるソウラハ村という所へ向かいます。
カトマンズより西にあり、インドとの国境沿いに大きく広がるチトワン国立公園。
国立公園と言っても、一般的に思い浮かべる公園とは異なり、まさにジャングルのような場所です。
カトマンズからバスに揺られて5時間半。
ジャングルを横目にソウラハ村へと到着。
バスはでこぼこ道を通るからかなり揺れる!という情報を得ていたので、心配はしていたのですが、思ったよりも舗装されている道が続き、無事に到着です。
村の至る所に、ゾウやトラの絵、サイのモニュメントがあります。
ここの国立公園では、野生のサイやシカ、運のいい時にはトラも見れるそうです。
早速田園地帯をチャリンポ。
青い空にもくもく入道雲、田んぼのあぜ道。
ソウラハ村はカトマンズより標高が低いようで、5度くらいは気温が高いです。(予想)
そして、なんといっても今の時期のネパールは雨季真っ盛りです。
さっきまで晴れていたかと思えば、急に真っ暗になり土砂降り。。。
その雨もパラパラではなく、容赦なくどっさり降ってきます。
地元の人たちも、作業の手を止め、急いで雨宿り。
朝も昼も夜もこんな調子で、晴れと雨の繰り返しです。
ソウラハ村にはタルー族という人々が住んでいます。
タルー族の人は昔、インドからジャングルを開拓して移り住んできたそうです。
土の塗り壁で出来た家に暮らすタルー族。
どの家の壁にも手のひらなどの模様が、描かれています。
これは、お祭りの時に女性たちが手のひらや、握りこぶしをしたときの手の側面でスタンプした模様なのだそうです。
量や色は様々ですが、とても可愛いお家になっています。
今はタルー族の人々とそうでない人々が混ざり合ってこのソウラハ村に住んでいるようです。
タルー族の村はいくつかに分かれて、小さい集落ごとに生活していました。
私は、川沿いにあるタルー族の所を訪れ、その家のおばあちゃんにネパール語を教えてもらったり、ごはんを一緒に食べて過ごしました。
ソウラハ村は、隣接しているチトワン国立公園を訪れる観光客を目当てとした観光業が盛んですが、私が訪れた村は観光客も少なく、英語を話せる人もほとんどいませんでした。
おばあちゃんも全く英語が話せず、コミュニケーションはジェスチャーで行ったり、お互いの言葉を真似し合ってなんとか通じ合っていました。
英語が話せない分、どうにかコミュニケーションを取ろうとお互い必死になるので、かえってその方がより密接な関係になれるような感じがしました。
今まで8カ国を旅してきて、英語が全く使えないような場所には行っていなかったのでこのような経験は初めてでしたが、すごく大切なことを教えてもらった気がします。
ありがとう、おばあちゃん。とその孫たち。
短い間しか滞在出来ませんでしたが、多くのことを経験し、学ぶことができました。
ソウラハ村滞在最終日、せっかくなので私たちもゾウに乗ってジャングル探検をしました。
とっても広いこのジャングル。
ここに実際、動物園で見るような多くの動物が生息していると考えるとドキドキわくわく。
野生のトラが見れるといいなぁと期待していたのですが、やはりそう簡単には見れないようです。
しかし、野生のシカとサイの赤ちゃんが見れたので満足!
↑隠れていますが、これはサイです。
ジャングルの川でカヌーなんかもいいなぁと思いつつ、次回の楽しみにとっておくことにしました。
ネパールもあっという間でしたが、人との関わり方、写真に関して、その土地で生きる人々についてなどなど、多くのことを考え、学ぶことができた期間だったと思います。
悩みは絶えませんが、少しずつ次の場所、撮影で生かすことが出来たらいいなと思いながら、いよいよ9カ国目の中国です。
気がつけばもう日本を出発して4ヶ月。
帰国まで残り2ヶ月となりました。
今までの失敗や後悔を繰り返すことのないよう、残りの2ヶ月有意義に過ごしていきたいと思います。
(ブログもがんばります!)