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2014年7月9期生引率スタッフ

120日目 ネパール・バクタプル / Day 120, Nepal, Bhaktapur

引率の山田です。
雨期に入っているネパールは連日雨が降っています。
一日中降り続いているというというよりは、降ったり止んだり。
土砂降りになる時間帯もあれば、晴れ間が見える時間帯もあります。

あいにくの天気ですが、本日はNPIネパール広報部長こと岸本さんとバスに乗って、
バクタプルを訪れました。

乗車率120%との噂のバスですが、私の初バスはマイクロバス。
バスの中は混まず、最後まで快適に乗ることができました。

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しかし午前10時に出発したバスは通勤ラッシュまっただ中。
道路はとても混んでいて、14キロの道のりも到着するまでに一時間かかりました。
みなさん、バスでお出かけの際は計画的に。

バクタプルに来た目的は、観光だけでなくある人に挨拶することです。

バクタプル在住のプルナくんです。
彼は、5期生、6期生がバクタプルで写真展を行った際に手伝ってくれました。

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現在はカトマンズに通い、日本語学校で授業をしています。
カトマンズには日本語学校が多くあるものの教える人が少なく、プルナくんは3校も掛け持って教えて
いるそうです。

プルナくんの日本語ガイドのもと、広報部長と共にバクタプルの良さを伝えるべく街を回ります!!

まずはバクタプルへの入場券を購入。
購入するのは、写真左のレンガ造りの窓。
外国人は文化財保護基金として、1500ルピーもしくは15USドルを支払う必要があります。
これで7日間は再訪問可能。パスポートとビザのコピー、顔写真があればビザの期限まで有効なビジター
パスを発行してもらえるそうです。
入場料は年々上がっているらしく、プルナくんもこんなに上がっているのかと驚いていました。

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入場してすぐに広がるダルバール広場。

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そこからちょっと進んだところにも広場。階段を登ると街を見渡せます。
そこでプルナくんが、「あそこで学生さんたちが写真展をやりました。」と教えてくれました。

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バクタプルに入ってすぐ。観光客の通りも多く、地元の人の憩いの場でもある広場。
通る人は多くいるものの、何もなければ犬も興味を示さないただの壁。

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確かにここに写真が展示されれば足を止める人も多くいる。
なんという場所で写真展をやっていたのでしょうか!!
実際に来てみないと分からなかった立地。一人で関心してしまいました。

私もこのブログを通してどう表現したらいいのか・・・
みなさん、とにかくすごく素敵な空間で場所で写真展をやっていたのです!!!!!

写真展の様子はこちらからご覧頂けます。
5期生(2010.7.9 / DAY111)
6期生(2011.7.11/ DAY 115)

卒業生たちが現地でとった行動は、確実に未来のフィールドワーカーたちへと繋がっているのだと改めて
実感しました。
それは同時に日本に来たことのない人々へ、日本人として、日本の印象を与えているのだと思います。

今写真展をできないことは残念ですが、バクタプルの良さをお伝えするべく広報活動を再開します!!

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バクタプルの街中を歩いていると、度々プルナくんの友達に出会います。
さすがバクタプル生まれ、バクタプル育ち。
ネパールの人たちは、会うと必ず握手をし、そのまま手を離すことなく会話します。
会う人会う人みんな仲が良さそうで、見てるこちらもなんだか微笑ましくなりました。

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広報部長も負けじとネパール人に溶け込みます。
少しリアクションが大きいだけで、見た目はもうネパール人。
会った当初にはプルナくんもネパール人だと思ったほど。

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そして現地調査は、見るだけではいけません。
実際に話を聞き、体験をしなくては本当の良さを感じることはできません。

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実際に体験をしている様子をご覧ください。
共同作業で灰皿を作りました!

作業後に200ルピーを求められましたが、50ルピーまで値切りました。
大阪出身でブラジル留学経験を持つ広報部長、さすがです!!
これには、おじさんも根負け。
ろくろ体験コーナーがある訳ではありませんので、みなさんくれぐれもご注意ください。

バクタプルでは素焼きが盛んで焼き物が多く、繊細な手つきで曼荼羅を描く人もいます。
露店に座っている人の多くも編み物をしていて、とても手先が器用な人がたくさん。
日本の伝統工芸に近いものがあるように思います。

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人は穏やかな時間を過ごし、鳥たちは活発に街を走り回ります。
足下の道から建物の屋根まで素焼きのレンガで覆われた街並。
温かい色合いと人々が創り出すバクタプルの街は、旅の疲れを忘れさせてくれる長閑な空間です。

そんなことを感じてプルナくんと話をしている中、
私は「東京は忙しすぎる。」と口にしました。
するとプルナくんは、
「忙しいことは、良いことだと思います。何もしないでいることは時間の無駄です。そのまま死ぬのなら、たくさんのことをやった方が良いです。」
と言っていました。

私よりも少し年下の青年ですが、とても真面目で彼から学ぶことはたくさんありました。
プルナくんは、東京で仕事をしながらビザをもらえないだろうかと熱心に考えていました。
きっと彼なら東京でも上手くやっていけるはず。私はそう信じています。

そして楽しい時間も束の間。
また会うことを約束し、プルナくんに見送られてバクタプルを後にしました。
プルナくん、本当にありがとう!!

真面目なプルナくんと天真爛漫な岸本さんという対照的なブログとなってしまいましたが、
彼女も立派な悩める写真学生です。
彼女のブログも是非ご覧ください。
岸本絢「TRAVELIFE 3」