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2014年6月山下 海
無関心なのが一番怖い
マレーシアに入ってからというものいろんなものが壊れています、山下です。
僕は今、マレーシアのクアラルンプールに滞在しています。
更新が遅れましたがマレーシアでの撮影のことをちょっとばかし書こうかと思います。
僕は先日までチニレイクという湖のほとりに滞在していました。
ここに来たのは「オランアスリ(Orang Asli)」と呼ばれる人々を撮影するため。
「Orang=人」「Asli=元々の、本来の」という意味で、つまり彼らはマレーシアの原住民ということです。
ちなみに、同じくOrangがつくオランウータンは「森の人」って意味です。
オランアスリの村はチニレイクのほとりに点在しているのですが、各村にはボートを使って移動。
ボートは僕が泊まっている宿が出してくれます。
距離とそこに滞在する時間などによって値段は変わりますが、交渉すれば案外簡単にディスカウントしてくれます。
ちなみにボートマンの中にもオランアスリの方がチラホラ。
このチニレイクには様々な伝説が残っています。
湖の底には古代遺跡が沈んでいるとか、ドラゴンが住んでいるとか・・・
真相は定かではありません。
さて、僕が今回撮影地に選んだのはタンジュンププッ(Tanjong Puput)という村。
森の中にある小さな村です。
マレーシアに住む大半の人々はムスリムですが、オランアスリは無宗教。
なので女の人も肌を隠していません。
村人は・・・
ブローパイプを作ったり
踊りに使う腰蓑作ったり
大自然と戯れています。
ここでの撮影は決してうまくいったとは言えません。
最後まで村人たちと仲良くなれることはできなかったし、村に行けば村人たちが何かしてくれるだろうと驕っていた部分もありました。
村によって人の性格や振る舞いは全然違うのは当たり前だし、相手を自分に合わせるのではなく自分を相手に合わせる柔軟性をさらに養う必要性を強く感じました。
次はKLでのスクーリングの様子をお伝えします。