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2014年3月本田 直之

寝過ごしていく

はじめまして。フォトフィールドワークゼミ9期の本田直之です。
これからの半年間、もしくは卒業までの1年間、はたまたその先までお付き合い頂けるよう頑張っていきたいと思います。どうぞよろしくお願い致します。
まずはじめに、フォトフィールドワークゼミ立ち上げ当初よりご協賛頂いている
オリンパス株式会社様、富士フイルムイメージングシステムズ株式会社様、株式会社ピクトリコ様。
ご提供頂きましたカメラ、印画紙、写真用紙は大切に使わせていただきます。ありがとうございました。
さて、出発を控えた私達9期生の為に先日3日、先生方が壮行会を開いて下さったのでそこからの様子を写真付きでお伝えしていこうと思います。
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帰り道。「あの、八百屋です」と2回名乗る人に遭遇する。
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渋谷駅で別れる。
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駅員さんに起こされると、訪れたことのない土地にいました。
栃木県JR小金井駅。
私は埼玉県の上尾市という所から片道1時間弱を掛けて渋谷に通っています。
その上尾よりも電車で1時間ちょっと下ったところが小金井らしいです。
私のように遠方から都心にアクセスする人の見方、湘南新宿ラインというものがありまして、
群馬県と栃木県からそれぞれ埼玉、東京を通り神奈川県まで1本で行ける長距離快速電車です。
これはとても便利なもので日々恩恵を受けていましたが、それは便利であると同時に今回のように寝過ごすと多大な時間と距離を飲み込まれる諸刃の剣でもあります。
何にせよ寝過ごしてしまったものはしょうがないので対策を考えました。
渋谷から2時間以上も下った場所でこんな時間に上りの電車はありません。
となると漫画喫茶やカラオケに泊まろうと考えるのが一般的な貧乏学生だと思います。
スマートフォンで調べますよね。
1つも見つからないですよね。
念のためたくさん止まっていたタクシーの運転手にも聞いて回りましたがないそうですね・・・。
先週の暖かさとは打って変わり、ちゃんと冬だったのでしっかりと冷え込んでます・・・。
これはいよいよ野宿しかなさそうだと思い、野宿ポイントを探して彷徨った私は
考えうる中で1番大きな通りで親指を立てていました。
行き先ボードも持たずに。夜中12時過ぎに。
ちらほらと流れる車達が躊躇いもなく過ぎ去っていきます。
そりゃあ止まるわけがないんですよこんな時間に。ちょっと髪が長くて遠目からだと女性に見えたとしても。髭とか蓄えてるし。たとえ女性だろうと自分なら止まらn止まったあぁぁああああ!!!!!!!
駆け寄って親子らしい2人に事情を話すと途中までならということで即OK・・・!!
ヒッチハイクすげえ。メルセデス乗り心地すげえ。
何事もやってみるものですね。
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私は髭とロン毛というだけでジーザスと呼ばれているので、「キリストに見えたから乗せてくれたんですか?もしかしてキリスト教ですか?」と聞きたかったのですがやめました。
そんなこんなで乗せて行っていただける古河という所までの車内では、トラックの運ちゃんがよく止まってるようなコンビニはないかなどを聞いたり、親子揃って「ないねえ〜」と返されたりしていました。
乗せてもらってから30分程経ち、もうすぐ古河だという雰囲気の中で運転中の親父さんがあまりにも不憫だと思ってくれたのか、もう上尾まで送ってやるよという雰囲気に変わりました・・・!
そうと決まってからは随分すっ飛ばしていただいて自宅最寄りセブンイレブンには2時前には到着しました。言葉で表しきれない感謝の気持ちをコーヒーで渡そうとしましたが、「いいよいいよ気持ちだけ受け取っておくから。」と颯爽と帰っていきました。
月曜日の夜中に片道1時間半程も掛けて送ってくださったメルセデス親子様、本当にありがとうございました。
常に、日本は生き辛いと思っていた私にとって、出発前にこのような形で日本人の優しさに触れられたことはとてもいい経験になりました。
初回からどうでもいい内容でしたが、この調子で更新していけたらと思っています。
よろしくお願い致します。