フィールドワークネパール編｜カトマンズ市内散策

渋谷にある日本写真芸術専門学校フォトフィールドワークゼミの三年生中国籍留学生です。名前通り、このゼミは半年間に及ぶ海外フィールドワークという撮影研修を行います。180日間にアジアの国々を巡りながら「The Oasis」というテーマで写真を撮ってます。今はネパール🇳🇵！

パシュパティナート寺院での濃密な取材を終えた翌日、私は特にあてもなくカトマンズの市内を歩いてみることにした。山に囲まれたこの首都は、インドや中国の影響を受けながらも独自の文化と空気を育んできた場所だ。目まぐるしく流れる時間の中にも、どこかのんびりとした雰囲気が漂っている。

宿を出て最初に目を引いたのは、街のいたるところで見かける羊毛製品だった。色とりどりの手編みの帽子、マフラー、手袋が軒先に並べられ、カラフルなパターンが目を楽しませてくれる。いずれも地元の人々が手作業で編んだもので、しっかりとした作りながら価格はとてもリーズナブル。観光客向けの土産物屋もあれば、地元の市場にもたくさん出ており、まさに生活に根付いた伝統工芸だと感じた。