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2025年6月19期生引率スタッフ

海外フィールドワークインド15日目

6月12日(木)羽田国際空港を出発して、引率の宮脇他学生4名はインドに滞在しています。ですが、諸般の事情で一人中国で取材撮影している学生がいます。本日は、梁茉さんを特集して取材撮影地をご紹介させていただきます。

宜昌(イーチャン)は中国・湖北省の長江中流に位置し、「三峡の入口」と呼ばれる都市です。ここには世界最大級の水利発電プロジェクトである三峡ダムと、その下流約38kmにある葛洲坝(ガージョウバ)ダムが立地しています。三峡ダムは、発電・治水・航運を目的とした巨大ダムで、その上下流の水位差は最大約113メートルにもなります。ダムでは、船が水位差を越えるために閘門が使われています。その原理は船が巨大な閘室に入ると、両側のドアが閉じられます。その後、船を上流側へ進ませたい場合は、上流から水を流し込んで閘室内の水位を上昇させます。水位が上流と同じ高さになると、上流側のドアが開き、船は高い位置にある上流へ進むことができます。逆に下流へ下る時は、水を抜いて水位を下げます。まるで船用のエレベーターのように、水の力で船を安全に昇降させるこの技術が、長江の重要な航路を支えているのです。 

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