Cambodia：忘れられないカンボジアの国立公園

日本写真芸術専門学校フィールドワークゼミの留学生です。2025年の春から半年間、海外フィールドワークに参加し、アジアの10ヵ国を旅しながら写真作品を作ります。私のテーマは「旧植民地の現在のランドスケープ」です。

カンポットはカンボジア南部の小さな町である。ここはバックパッカーに人気があって、観光客の姿も珍しくはない。コンポンチャムと同じく、町自体にはそこまで見どころはない。多くの観光客はバイクを借りて、郊外の観光地を巡っている。ツアーに参加して周辺を回る人も多い。私もホテルにチェックインした直後、スタッフに「ツアーの予定はもうある？」とすぐ聞かれた。ツアーには撮りたいと思ってた場所も含まれてたけど、ツアーだと自由に動けないから断った。カンポットの町にも植民地時代の建物や街並みが残っているが、今回は自然の風景を撮るためにカンポットに来た。これまで都市の風景ばかり見てきた気がしてて、自然を撮りたかった。