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2022年9月桑澤 太郎
胡蝶の夢
とにかく人が多い。コロナの終息の雰囲気も相まって人々は街へ戻ってきている。
きっと札幌だけでなくどこの都市でも同じようなことが起きているのだろう。
これまで訪れた街のことを思い出す。
あそこで会った人は今何をしているのだろうか。
文章があまり書けなくなった気がする。
どんな風に自分が書いていたか思い出せない。
体調は良い時もあれば悪い時もある。
彼らはいつもと同じルーティーンで過ごしていた。まずクラブの様子を伺い一旦外に出る。
30分ぐらいするとまた戻ってくる。顔はもうさっきとは全く違う。
特に目の変化は大きく、瞳孔が開いたり充血して赤くなったりする。
彼らの絶頂はこの顔パスで入れるクラブとピンクの錠剤が支えていた。
もうそれをずっと繰り返しているようだった。