踊る米兵と、新たな出会い

昼間にダイソーへ買い物に行った。

ゲストハウスというのは、最低限のものは揃っているが、スリッパやハンガーなどは持参しないといけないので、それらを揃えに行った。

夜はEPICAを訪れた。沖縄では比較的大きなクラブだ。エントランスを抜け廊下を渡ると広い空間が現れる。　

22時頃は空いていたが、次第に人が増え始めた。

驚いたのは米兵がかなり多いことだ。
もちろん沖縄だからそれなりに多いとは思っていたがそれにしても多い。日本人の方が少ないのは明らかだった。
屈強な身体をした彼らは激しく躍る。都内のクラブだったら注意を受けるくらい踊る。

しばらくして別のフロアにいると、端の方で
スマホを見ながら俯くブレイズの少年がいた。
話しかけると那覇市に住んでおり、ラッパーとして活動しているらしい。

話しているうちに仲良くなり長い時間を一緒に過ごした。
常連らしく友人も多くいた。

明日MVの撮影があるらしく、良かったら来てと言ってくれた。

インスタを交換し、しばらくすると姿が見えなかったので僕は帰ることにした。

時刻は午前3時を回っていた。