BLOG
2019年6月近藤 裕希乃
ログ10:飛行機トラブル
こんばんは〜。
6/3 羽田空港発の深夜便にて、
ちゃっかりマレーシアに入国してから早くも
5日が経過しようとしていますが、
ようやくの投稿となりました近藤です。
あ、イメチェンしました。
失恋はしてません。
さてさて、
お話したいこともすっかり溜まってしまったのですが、
まずはタイトルのこれですね。
久しぶりでいきなり暗い内容な上に、
おそらく文章だけになってしまいそうですが・・・
聞いて欲しいので書きますね。(笑)
6/4、 わたしはマレーシアの首都であるKLから
ボルネオ島という島へ 空路での移動でした。
フライト時間は約2時間半の予定だったので、
離陸して即寝でした。
この後 あんな恐怖を体験するとも知らずに・・・。
わたしが目を覚ますと、
ちょうど到着予定時刻の30分ほど前で
客室乗務員さんたちが 寝ている人に声を掛けて
リクライニングを起こしてまわっているところでした。
わたしも自分のリクライニングを起こして
着陸に備えましたが、その時 異変は突然やってきました。
機体が揺れ、わたしは体が浮く感覚に驚き
思わず前の方の椅子を掴みました。
近くの欧米人ぽい方からはwow!という声も聞こえました。
FWが始まってから、もう何度
飛行機を利用したかわかりませんが、
それは今まで経験のない激しい揺れでした。
しばらくして揺れはおさまりましたが、
わたしは別の異変に気付きます。
予定ならばもう10分もせず到着するはずの時間です。
しかし窓の外を見る限り、まだかなりの上空を飛んでおり
とても着陸体勢に入っているようには感じられませんでした。
一抹の不安を抱えながら「飛行機は揺れるものだし」
「到着が遅れるなんてよくあるある〜」と
言い聞かせましたが、そこから飛行機は
1時間以上 飛び続けました。
その間 機内にはこの上なく緊迫した空気が流れ、
息が詰まるような時間でした。
機体は時折 激しい揺れを繰り返し、
何度か頭上の電気も点滅しました。
わたしの隣に座っている男性は、小声で何か
ぶつぶつと唱えていました。 ・・・お経?
その隣のマレーシア人らしき女性は目をつむり
手を組んで お祈りを捧げているように見えました。
わたしもやりたいけど
どこの誰に祈ればいいんだろうと思ってやめました。
斜め前に座っている男性はずっと頭を抱えていました。
内心「いやいやそんな もうダメだと言わんばかりの
絶望的な表情とポーズしないでよ・・・」と思いましたが
わたしも不安だったということで許してください。
その男性の前に座っている欧米人らしき女性は、
不安からか過呼吸を起こしてしまっていました。
隣の旦那さんがずっと手を握っているのが見えました。
わたしの手も誰か握ってください。
と、縁起でもないですが
本当に墜落でもしちゃうんじゃないか、なんて考えも
頭をよぎりましたが、なぜかわたしは冷静でした。
今思えば状況についていけてなかっただけのような気も
しますが まあ冷静なのは良いことです。
そんなこんなで揺れながらも飛び続けた飛行機は
本来の予定から1時間20分ほど遅れて
ようやく着陸しました。
機内では小さな拍手が起こりました。
しかし、スマホの電源を入れマップを開いてみると
ボルネオ島内にはいるものの、予定の空港とは別の
ずいぶん離れた場所にいます。
え、なぜ・・・。不時着?え??どういうこっちゃ!
アナウンスを全部は聞き取れないわたしの不安は募るばかり。
ですが誰も席を立ったり
荷物を取ろうとしていない様子から、
もう一度 離陸するのだと理解しました。
しばらくして、未だ不安なわたしたちを乗せた飛行機は
再び離陸し、またもちょっと不自然な揺れを繰り返しながら
40分ほど飛び続けました。
そして本来の到着予定時刻から3時間以上 遅れて、
無事に予定の空港に着陸したのでした。
KLを出発してから、
とても長い長い時間が経ったように感じました。
まわりの人は皆、家族や恋人などにでしょうか、
スマホで連絡を取っていました。
わたしも張り詰めていた空間から解放されたように
ようやく安堵のため息がつけました。
アナウンスは早口で聞き取れず、
この飛行機にどんなトラブルが発生していたのかは
けっきょくわかりませんでしたが、
「ああ人間いつ何が起きてもおかしくないって
こういうことだな」と感じました。
とりあえず生きててよかった〜。
遠い場所への移動や 旅行の際に便利な飛行機ですが、
やはり危険を伴うものだと再確認しました。
FW後半はまだ始まったばかりで、
この先も空路の移動は何度もあるので
家族には不安にさせないようにこの話をしていません。
なので今これを読んで さぞ驚いたことでしょう・・・。
わたしは元気です、安心してね〜(*^◯^*)☆
想像以上に長文になってしまいました、
ここまで読んでくれた方ありがとう!
それではまた〜。