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2019年4月14期生引率スタッフ

Day 25 Phnom Penh /  プノンペン 25 日目

フォトフィールドワークゼミ14期生を引率しています宮脇です。

私の宿泊先から15分ほど歩いた所にある「トゥール・スレン虐殺博物館」を

ご紹介します。

この施設を見学すれば、1970年代のカンボジアで何が起きていたかを理解

できます。

1970年代半ばに樹立したポルポト政権下では「トュール・スレン収容所(S21)
として機能していました。反政府派と疑いのある人々を連行して、耐えられない
痛々しい拷問を毎日、一日に三回していました。
なかには、拷問に耐えられず、自ら命を落とす方もいました。
当時の国内には、数百以上、同様の施設があり、同施設を極秘センターとして存在
させていました。日々行われていた、拷問は、何とも残虐です。
元々、ここは高校でした。それをABCDの四棟に拷問室、独房、集団房と機能を分けて
使用していました。現在は「トュール・スレン虐殺博物館」追悼施設となっています。
カメラ:OLYMPUS DIGITAL CAMERA

壁には、集団で強制連行されている大きな写真が貼ってありました。
カメラ;OLYMPUS DIGITAL CAMERA

D棟前です。独房から脱走できないよう、庭側に有刺鉄線が張り巡らせれています。
現在も当時のままです。
カメラ:OLYMPUS DIGITAL CAMERA

各部屋には、人がやっと横たわれくらいのサイズの洞房が10〜12くらいあります。
独房自体撮影禁止と表示されていましたので、撮影していません。
カメラ:OLYMPUS DIGITAL CAMERA

庭には、当時から何本もマンゴーの木が植えてあり、現在も多くの実をつけています。
カメラ:OLYMPUS DIGITAL CAMERA

B棟の前に、犠牲者を悼んで慰霊碑が建てられています。
カメラ:OLYMPUS DIGITAL CAMERA

塀の上には、この収容所から脱走できないように有刺鉄線が張り巡らされています。
カメラ:OLYMPUS DIGITAL CAMERA

この施設を見学する時の入口は、別にところにあります。
この場所から、左側に100mくらい行ったところにあります。
入場料が8ドルです。英語はじめ、日本語他15カ国語の音声ガイド付きです。
音声ガイド代は入場料に含まれています。
カンボジアに旅行されたら、この追悼施設をご見学されるのも良いかと思います。
プノンペン中心街からトュクトュクで5分くらいの場所にあります。
ちなみにキリングフィールドは、プノンペン郊外にあります。
カメラ:OLYMPUS DIGITAL CAMERA