BLOG
2018年8月山口 宗一郎
無知と偏見
こんにちは。
今、北半球では気温が高くなり続けていると中国のニュースでも取り上げられていました。この気温の上昇はどこまで続くのでしょうか。フリー期間のことも考えると、しばらくの間太陽には休暇を与えてあげたいのですがそうなると今度は世界が凍てついてしまいますね。私の身勝手な理由で世界を壊してしまっては申し訳ないので、熱中症日射病対策を行いながら撮影に臨もうと思います。確か、熱中症対策は八島くんのブログで取り上げていたと思うのであとで見返して見ますね。
今撮影している場所は、日本が中国を侵略している時、731部隊という日本軍の一部隊が人体実験を行っていたと言われる場所です。博物館や史跡は無料で入館、閲覧ができるので通っています。
正直、私には中国の歴史観も日本の歴史観もどちらが間違いでどちらが正しいと決めつけることができません。そこには色々な思惑がフィルターとして何重にもなって覆いかぶさっているからだと思っている自分がいるからでしょう。私という一個人としては、信じきることができないです。でも、火のない所に煙は立たないと小さい頃から聞いている諺のおかげでしょうか。正確ではないのかもしれないがこう言った事実がここにはあって、ただ霧のように亡霊だけが出ては消えてを繰り返しているわけではないのだと考えています。まぁ、嘘もつき続ければ真実になるという言葉もありますが、それは不確定な未来にのみ有効でしょうね。だから、だからこそどちらも咀嚼して飲み込もうと思います。
もうフィールドワークも終盤ではありますが、まだ終わりではないので締めくくるには早いのでありまして、これらの言葉に関してもまだまだ変貌を遂げる可能性があります。まだまだ未熟な考察も摘み取るまでにどう変化していくのか私自身楽しみであります。
撮影現場は、郊外にあるのですがたまに30分ぐらいかけて中心街へ行ってみます。高速道路を通過中に同じビルが立ち並ぶ地区を通るのですがこの場所を通るたびにハンター×ハンターという漫画で出てくる物を複製する特殊能力を持つキャラクターを思い出します。これだけのマンションを建てるのに彼ならば数分で済んでしまうだろうな。でも現実世界にそんな力はないのですがここまで瓜二つのマンションを二つどころか十数棟並べられると驚いてしまいます。遠くから見るともはや全体で一つの生命体のように感じます。それは様々なファンタジーで出てくるスライムのような、それとも忍者の影分身でしょうか。きっと世界から一棟一棟を切り抜いて並べただけではその違いに気づくことはないんだと思います。ですが、さらにその中での一部屋一部屋の生活にフォーカスを当てた時にそれぞれが違う棟であると気付けるのかな。なんだか、お気に入りのおもちゃを必死に集めていた子供時代を思い出します。遠くから見るとそれぞれの見た目は変わらないんですが、ディテールを見ると全然違うもので周りの大人からは気味の悪いガキにでも見えていたことでしょうか。並べてニヤついてました。
まぁ、そんなこんなでここハルビンの暮らしもあと少しですのでがんばっていきまっしょい!
今回は、ここまで。
お読みいただきありがとうございます。
また次回の記事をご期待ください。
山口より。