BLOG
2018年7月山中 南実
ガンガーを眺めながら
こんにちは、山中です
インドのバラナシにきています
ここはヒンドゥー教最大の聖地で
女神とされるガンジス川が流れています(通称、ガンガー)
ガンガーでは毎朝沐浴してる人たちが大勢います
腰まで浸かって聖典を唱える人
がっつり泳いでいる人、
洗濯も一緒にやっている人、
過ごし方は人によってさまざまですが
日が昇って7時頃にはもう暑く感じるので
少しだけ気持ちよさそうに見えます
しかし衛生的に100%NGなので足をつけるだけにしておきます
一方で、川沿いにはいくつもの火葬場があり、
インド中の遺体がここに運ばれ、焼かれ、
そこで出た遺灰を川に流します
ヒンドゥー教徒にとって、聖なる川で焼かれ流されることは
この上なく名誉なことだからです
また、ここでは身内も他人も関係なく焼かれます
一度袋に入った遺体を目の当たりにして
怖いと思いました
けれど死ぬのは当たり前のことで
特に怖いことではなく、
死に触れる機会がないだけなのではないか、と思いました
日本では身内に不幸が降りかからない限り、
死について考えることはあまりない気がします
こんなにも生死が隣り合わせで、
死の概念がここまで違うとは思いませんでした
改めて生死について考えてみて
聖なる川といわれる意味が
少しだけわかったような気がします