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2017年7月涌井 駿

It was middle of journey ~初個展開催のお知らせ~

 

初個展開催のお知らせです。なんと今回初の個展を開催することになりました。写真は去年のFWの時の写真と東京の写真を合わせたものです。(半年間の旅を経てその尾をひきながら東京で撮っていた時の写真です。)

卒展にお越し頂けなかった方や初めて来られる方も多くの方にお越しいただきです。今回は全てのスペースが自分で使えると言うのがいいですね。

 

あの半年がなんだったのかやっとこれでひとつのケジメや終わりが見える気がします。どうしてもあの半年を引きずって過ごしていました。決してあの旅が全てではないと言うことは分かるのですが、どうにもこうにもまとまりが上手くつけれなかった自分がいました。今回はきちんと終止符を打てるので心が晴れやかです。霧があけ力強い陽の光をかんじます。

 

あわせてオープンニングレセプションも開催いたしますので皆様お誘いあわせの上いらしてください。

 

 

 

おまけ

 

『やりすぎkids』

 

沖縄梅雨の開けると夏開幕が南から迫ってくる感覚になります。団扇で熱風を扇いできてるかのようで、なんとなく暑苦しくそれでも夏のあの盛りを運んできてくれるようで緊張と興奮が入り混じった鰻重のようですね。
私はちゃんとした鰻重を食べたことがないのであまり「あの美味しさ」を知らないので、小骨がチクチクするのではないかと言う素人的な発想しかもてません。「嘘をついたら針千本飲ます」きっと鰻重もそう言うような感じなのではないかと思います。よく父親が喉に魚の骨を引っ掛けてたのを思い出します。
僕の家族はなんだか食べ物にまつわる変な話が多いような気がします。太すぎる骨を喉に引っかける父、柚子風呂の柚子ににおちんちん入れて痛がる次男、耳に米粒を入れてカラカラすると言う妹と、ジュースしかな飲まない三男、カレーに銀杏を入れてしまう祖母。
小さい頃に飴を喉につっかえてしまって父に足を持たれながら逆さにされた弟を思い出します。死ななくてよかったです。
僕はと言うとサンドウィッチを作った後に残るパンの耳を揚げ、砂糖をつけて作るカリントウみたいな物が僕の家庭には存在するのですが、食べ過ぎて気持ち悪くなってしまった記憶があります。今でも食べれません。
パンの耳から続けますと冬になると訪れる白鳥。その白鳥達にパンの耳を一気にばらまいて楽しがってた祖父を思い出します。祖父はおでんの卵がとても好きらしく、ある時一番最後に食べるように残してたそうです。そしたら飛んできたカラスにとられてしまったそうです。それからと言うものカラス嫌いなのかもしれません。昔、鳥除け用のフェイクのカラスを肩に乗せて町中を走り周っていた頃を思い出します。何者になりたかったんでしょうね。
食べ物ってのは人それぞれエピソードがあって楽しいですね。最近はポテトフライにはまっていたのですがもっと季節感のあるものが好きになってきました。今回言いたいのズバリ「麦茶」です。季語にもなるのではないでしょうか。今までは普通の市販の麦茶を飲んでいたのですが同居人のお母さんに1度麦茶を送ってもらったことがあるんです。それはグラムを計り袋詰めして飲む麦茶でした。麦茶と言うとなんだかあのパサパサした薄い袋詰めにされたものを想像されると思います。ですが頂いた麦茶は穂なんです。驚きました。黒い虫のようなさまなのですが、明らかに違う香ばしさ、そして塩味とまろやかさ。味の格が違い過ぎて目が落ちました。それからと言うもの私は毎日朝晩、麦茶を煮出して飲んでいます。少し肌寒いなと感じる夜には冷やさず温かいままの麦茶が沁みます。ほんのりと昆布茶のような生っぽさを感じる所が癖になります。是非みなさんのオンリーワン麦茶を探して欲しいです。けれど飲み過ぎやり過ぎにはくれぐれもご注意を。