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2017年6月涌井 駿
Give me double whisky
久しぶりにブログを書きます。こうやってブログの機会を得て学校を卒業しても何かと自分の母校を思い出すことがあるのは良いことなんじゃないかなと思います。今現役でFWに行っている12期をみると1年があっという間で多くの事が振り返れて楽しいいです。各国での撮影での経験が写真だけではなく少しずつ自分の進んだ道に良くも悪くもその根を伸ばしていることをひしひしと感じています。居酒屋に行き、働いている外国人の店員さんがいると「どこから来たの」と問いたくなりベトナムやミャンマー(ミャンマーは行ってない)などの東南アジア圏の出身であると何故だか親近感や勝手な親心というか日本での生活は大丈夫かなどと言う気持ちになってしまいます。(むしろ自分の生活の方が心配なんですが。)不思議ですし店員さんは気さくな苦笑いをプレゼントしてくれます。
話は変わりますが今memorandom.tokyoで写真の連載「Give me double whisky」をしています。ベースは去年の写真の再編成で台湾からの写真を徐々に上げています。報告会などで見せられなかった写真や 新しく撮っているものも徐々に上げて行きますので是非チェックしてください。
帰国直後では自分自身で気づくことのできなかった写真の見え方や捉え方があふれ出てきます。写真が熟成されていくように感じます。「写真」は過去のことを何も変わりなく、ただ撮ったその当時をその写真紙にみせているだけなのに。写真は言葉を覚えたばかりの子供のようにどんどん話しかけてくるように感じ、無邪気があまり傷つけられそうになる時もありますが。そして写真ひとつひとつが写真作品というものを超え、とてもプライベートな自分の子供のように思ってしまう時が多い近頃です。そう言うような写真愛が育まれるのもとても楽しみになっています。作品としても自分の写真としても力強いものになっていってほしいです。