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2017年4月舟橋 佳汰
ついにホーチミン!
こんにちは。こんばんは。舟橋です。
昨日ついにホーチミンに着きました。今は指定泊にいます。
ハノイにいるときに旅ぷらという日本人向けのツアーオフィスをたまたま知り、そこでファンランからホーチミンへの鉄道チケットを取っていたので鉄道を使いホーチミンに向かいました。
旅ぷらでのチケットの値段は、ソフトシートで2400円でした。
ベトナム鉄道には、ハードシート、ソフトシート、3段ベット、2段ベットがあります。
料金はこの順番で、低⇨高 となります。
ファンラン(タップチャム駅)からホーチミン(サイゴン駅)まで約6時間の旅路でした。
車内は時々大音量でテレビを流したり、本当に大きな声で電話していたりでかなり騒々しいです。
列車内では僕が座る予定だった席にカップルが隣同士で座っていたので、片方の人と席を交換しました。
大きなバックパックを持っていたので戸棚にはスペースがなくて仕方なく足元に置いていたんですが、車掌さんらしき男性が戸棚のスペースを確保してくれのせてくれました。
日本人かと聞かれ、そうだと答えると『ベトナム人と日本人は友達だ』というようなことを言ってくれました。荷物をなんとかしようとくれるだけでなく、こういう些細なことでも一言添えてくれることにベトナム人の優しさを実感しました。
日本人だと答えていたのが隣の人に聞こえたらしく、日本語で『日本人なの?』と聞かれました。
隣を見ると一見現地の人なんじゃないかと思うような男性が座っていました。
正直声をかけられるまでは現地の人だと思ってました。
この方(今岡さん)はベトナムで日本語を教えているそうで、ベトナムがちょうど4連休になったこの時期を利用してフエに行ってきた帰りだと聞きました。
現在65歳だそうで、日本で定年退職し4人のお子さんがもう立派になったのもあり単身でベトナムにきたそうです。
日本で働いているときにタイにも行ったことがあるみたいで、海外だというのにすっかり周りに溶け込んでいました。慣れてらっしゃる。
今岡さんには色々な話を聞きました。
積極的に話してくれて、スマホの操作がわからないことからご自身の身の上話まで本当にたくさんの話を聞かせてくれました。
僕の悩みも真摯に聞いてくれたり、トウモロコシをくれたり、コーヒーをご馳走してくれたりと、とっても優しく、そして元気な方でした。
話をしている中で印象に残ったことがたくさんあります。中でも『その人の生き方が哲学なんだ』という言葉でした。
この言葉は、人生において何が必要かという話をしている中で聞いた言葉でした。こんな深い話でもまだ20歳の僕相手に正面から向き合い話してくれました。
哲学なんて答えがないからわからないなと普段思っていた僕にとって、一つの答えのような気がしました。僕にはそのとき頭の中でそのイメージが浮かびました。
そして、こんな風に考えられそれを言葉にして伝えられることに素直に驚きました。
また、写真についても話をしてくださり写真を撮っていく上で大切なことを改めて学びました。
すでに教えられていたことですが、普段どう過ごしているかで写真に対する考え方や物事の捉え方が変わっていくということを深く実感しました。
今岡さんに出会えて本当に良かったと思います。
席を代わっていなければ、僕に車掌さんが話しかけなければ、今岡さんと知り合うことはなかったと思います。
今岡さん裸足だったし窓辺に足あげてすごくくつろいでたし絶対日本人だと思わなかった、、(´ー`)
偶然の出会いがあることこそ、この旅の醍醐味の1つだとまた思うことができました。
サイゴン駅についてタクシーまで見送りしてくれました。
最後の最後まで本当にありがとうございました。
感謝と尊敬の気持ちでいっぱいです。
まだ2カ国目にして様々な人に出会えました。
不安なことはまだまだありますが、だんだんと楽しみが増えていっています。
次はどんな出会いが待っているのか。そしてこういう出会いを引き寄せられるように、もっともっと頑張っていきたいと思います。
長かったような短かったようなベトナムが終わり次はカンボジアです。
それではまた。