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2017年3月吉岡 莉南

ひたすらに。がむしゃらに。

こんばんは。

ドミトリーのベッドから書いています。おかりなです。
食べることが大好きな私が、2日も夕飯を抜かしてしまいました。お腹の虫は絶賛大合唱中です。

 

 

今日は少し真面目な話をしたいと思います。

私は夜、一人でベッドに横になっている時、たっくさんの考え事をしてしまいます。

明日のこと、作品のこと、将来のこと。
みんなそうなのかな、って思ってたんだけど、割とそうでもないらしく。
ベッドに入って本を読んでいたら自然と眠りにつく生活の人が本当に羨ましいです。

 

私は考え事をすればするほど眠れなくなります。そのまま朝になっていたことも何回か。
日本にいる時からの癖なのですが、海外で本当に一人ぼっちになると、それが毎日続いてしまいます。
これが自分探しってやつなのかな。SNSも閉じると本当に自分のことしか考えなくなる。
もちろんくだらないことも考えたりします。気になる男の子の事とかね。

 

でも今回は真面目なお話です。
昨日の夜にブログを書き終えてから、私は『写真家』について考えました。

 

この旅が直前、最後の面談で私は先生に「カメラマンではなく写真家になりたい」と言いました。
でも本当は自分の中で、写真家にどうやってなるのかなんて分かってはいません。
正解がないから仕方のないことなのかも知れないけど、みんなはどうやって写真でお金を稼いでいるんだろう。
売れる写真と撮りたい写真が異なってしまったら、一体どうすればいいんだろう。
私はこの旅が終わって、学校を卒業したら、一体何になればいいんだろう。
そんな終わりの無い問いがずーっと頭を埋め尽くしてきます。

 

いろんな人がいろんな方法で夢を叶えているけど、自分に何が合ってるかなんてわからない。
ファインダーを通して世界を知りたいって人もいる。自分の写真で人を笑顔にさせたいって人も居る。
そもそも自分は『写真』で何を知りたいの、伝えたいの?
なんで小学生からこんな歳までカメラを構え続けてきたの?
ここまで育て上げてくれた親に恩返しがしたい気持ちは十二分にあるのに、
自分自身が本当にやりたいことが分からなくなってきた。こんなの娘失格だね。ごめんね。

 

ただ、それでも。
小学生の頃に、お母さんに憧れて、写真家になりたい!って言い出して
カメラを買ってもらって初めてファインダーを通して世界を見て、中学生の頃から今の今まで、
写真のことを考えなかった日は無いってぐらい好きで。もっと上手になりたいって心から願って努力して。
気づいたら自分が何のために写真を撮り続けているのか分からなくなってしまっていた。

 

先のことが考えられないのに、それでも大好きだから付き合ってる彼氏みたい。
こんなに苦しめられているのに、がむしゃらに一緒にいる道を探している。

いつか見つかるのかな。この道しか無いって思えるのかな。
とりあえず目の前の「やるべきこと」を熟すしかないってのは重々承知。

 

今夜もきっと眠れなさそうです。
いつか大人になったら、キラキラとした思い出になることを祈ります。

 

おやすみなさい。