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2016年8月藤林 彩名

No man is an island

 

 

 

私は嵊山島にある廃村を撮影していました。その村は1950年に作られたといわれていて、ピーク時の人口は2000人以上で漁業開発で盛り上がっていたといわれています。それで村人たちはみんなお金持ちになり、2002年頃から村を離れていき、その後村はほぼ廃墟状態となりました。人が去っていった村は長い年月をかけて、建物が緑に覆われていきました。建物一面が緑に覆われている様子はとても美しく、廃墟に興味がない人でも楽しめる景色です。

 

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私は嵊山島の隣に位置している枸杞島に宿泊をしていました。枸杞島と嵊山島は橋で繋がれていて、毎日宿から撮影地までタクシーで通っていました。宿泊した宿は家族で経営をしているようで、家族の人たちにはとてもよくしてもらいました。「一緒にご飯を食べよう!」と家族団欒の食事に誘ってもらったり、いつも撮影に行く前にはトウモロコシなど軽食を持たせてくれました。中国では英語がなかなか通じず、今まで訪れた国の中でも特にコミュニケーションをとるのが難しかったので、枸杞島に到着してからも不安でそわそわしていました。ですが宿に到着すると「何も心配することはない。」と快く受け入れてもらいました。どんな国でも助けてくれる優しい人はいるのだなとなんとも温かい気持ちになりました。これまで9カ国を訪れてとても人に恵まれた旅でした。最初は長い長いと思っていた海外FWも残すはフリー期間のみです。来週から始まる後半のスクーリングで再び先生方にアドバイスをもらい、さらにフリー期間へ活かしていきたいです。