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2016年7月11期生引率スタッフ

128_2日目ラオス・ビエンチャン/Day128_2, From Vientiane, Laos

中国・昆明より引率 古市です。

本日はラオスホームステイ2日目のバーシーという儀礼の様子をお伝えします。

 

ホームステイ2日目の夜、「夕飯前にお祈りをするから家に戻りましょう。」

と言われ、何が始まるのだろうと思いながら、おばあちゃんの家に集まりました。

家の居間にはいるとお花や餅米、お菓子が供えられたお飾りがありました。

みなでそのお飾りを囲むように座り、手をおいてくださいと言われ、

周りのみなさんに教えて頂きながら、みなで手をおきました。

     

おばあちゃんが中心となり、なにかのお祈りのような言葉がありました。

その後、オレンジ、赤、黄色などの色をしたミサンガのような紐が取り出され、

ホストファミリーの家族のみなさまが祈りの言葉をかけて頂きながら、

その紐を私たちの手首にまいてくださいました。

手をさすりながら、祈りながら、まいてくれます。

祈りの言葉は

安全な旅ができますように

健康に気をつけて

幸せになりますように

すてきなガールフレンドができますように…etc

などの祈りの声をかけて頂きました。

昨日初めて会ったわたしたちに心をこめて祈ってくださいました。

他者から祈ってもらうという経験はとてもあたたかく、やさしいものでした。

 

     

 

     

 

     

 

「これはバーシーといものだよ」と教えてもらいました。

ホームステイ終了後に調べたところ

『体の各部位に宿るとされる32の魂(クワン)を呼び覚まし、それが身体から

飛び出したり、ふわふわと遊離したりしないようにしっかりとつなぎとめておき、

あるいは遊離してしまった魂を呼び戻してつなぎとめておくのがその主眼である。

体調を崩したりホームシックで気が沈んだり、あるいは不注意で怪我をしたり

事故にあったり…。魂が遊離したり弱まったりしているから不幸が起こると考えら

れることも多く、そのためにも人生の節目ごとに、魂にはちゃんと体内にいてもら

うよう祈願しておかねばならい。』※1

とのことでした。

ホストファミリーのみなさまにお祈りしてもらったので、

11期生の旅も無事に安全に元気に行われます。

ホストファミリーのみなさま、ありがとうございます!

 

※1 虫明悦生(2010). ラオスを知るための60章 エリア・スタディーズ

菊池陽子・阿部健一・鈴木玲子 明石書店 第41章