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2016年6月星 亘

キャメロン ハイランド

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今更感はありますが、協賛でオリンパスから頂いているブログ用のコンパクトカメラも色々と使いこなせてきた気がします!水中撮影はもちろん、今流行っているセルフィに適した設定や顕微鏡モードでは蝶の目を撮ってみれたりと、この旅で本当に助かっています。

そしてここはクアラルンプールからバスで4時間
マレーシアの軽井沢 キャメロンハイランドに来ています。
標高が1,500mを超えるため、年間を通じて気温が20℃前後と
日の出ない朝と夜は寒いと感じるぐらいです。

 

イギリス植民地時代より続く茶葉の生産が盛んであることでも有名な地域です。

通える距離にある撮影地が、滞在している中心部のタナ・ラタより歩いて1時間のところにあるのですが、働く人たちと遭遇するのはなかなか大変でした。彼らをみつけることができてもそこまで行くにはどこをたどればいいのか、急斜面の丘をどう登ればいいのかとすべって転びながらもたどり着くことが出来ました。その日の万歩計をみてみると3万歩を超えていて笑ってしまいました。

働く人々は主に出稼ぎにきた外国人で、バングラディシュ人とインド人が半々なんだそう。
一番下の写真の右に写っている方は28歳で今の自分の年齢と同じ20歳からここで働き始め、2年に一度家族や友達に会いに国へ帰国するそうです。彼らは7人程度で手分けして作業をし、50kgの茶葉を詰めることができる袋に、晴れている日はだいたい60~70こなすようです。その数もすごいですがこの袋をこの急斜面で運んでいることにも驚きです。

撮影をしてきてどの国でも感じることですが、普段僕たちが口にしているものは目に見えない彼らの手間と汗によって支えられているんだと実感しています。そして何よりも人間がはむかっても絶対に勝てない自然を相手にしていると理解し、天候や天気に左右されながら仕事をしている大変さを知りました。雲の動きだけで天気を読むことができたり、素足で歩くだけで土の異変に気づいたりと、彼らは自然と生きるプロフェッショナルだと思いました。前半のスクーリングでは、その自然に立った時に何かを感じとる意識が全く無かったことを指摘していただきました。そこで働く人間は取替えることできても自然は取り替えることはできない。人間があって自然があるわけではない。自然があって人間は成り立っている。それが前提にあるうえで、働く労働者は色々な思いで働いている。そして社会的問題がある。

 

今日は一日中何もしない休息日にしました。日本に一時帰国しても慌ただしかったので久しぶりに落ち着けた気がします。前半を振り返ってみれば、ほとんど休息という休息を取らなかった気がします。
もともと落ち着きのない性格なのですが、海外で撮影しに来ていると思うとどうしても外に出て何かしなればいけない、とカンボジアで熱中症にかかったときも無理して外をほっつき歩いていた気がします。まあそのおかげもあって、スポーツをやめて筋肉から脂肪に変わってしまったいらないものが落ち、フィールドワークへ旅立ってから体重が5キロ落ちました。親からは食べてないのか?と心配されましたが、そんなことはなくとても健康体でベストな状態です。

フィールドワークの後半は前半で訪れた国以上に環境や撮影にハードになると思うので撮影にメリハリをつけて体調管理をしっかりしたいと思います。

まずは意識を変えていくことから…。
他の人よりも出来ないことや欠けている部分が多い分 やらないといけないことが多いです。