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2016年5月涌井 駿

写真寺八人坊

 

雨の中バスに乗車しました。髪も濡れていて仕方なく上着のシャツで軽く拭きました。しかし髪の毛から滴る水はなかな止まりませんでした。結構濡れたんだなと思って席に座っていました。すると太ももにポツン落ちてきました。頭の位置と太ももの位置は正座でもしていないと重ならないと思い上をみました。
バスのエアコンの送風口から水が滴り落ちていてよく座席をみると水が染み込んでいてぐっしょりでした。
叫んで暴れてやろうかと思いました。バス運がないんだと思いました。安くて時間も有効的に使えるバスのバス運がこんなにもないなんて悔しいです。
そんなバスのおかげでジャカルタに着いた頃にはやや風邪気味になってしまいました。気管が狭くなって息がしずらいです。病気系は気合で治す派なので精神的弱くならなければ滅多に病気になることはありません。「病は気から」という言葉が大好きです。音楽を聴いてれば治ります。あとはご飯をたくさん食べることですね。治る治るって思ってると意外とすぐに治ってしまいますね。
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あとは豚のように寝ることが大切だと思います。寝るとたくさんの夢を見ます。前のブログでも軽く眠ることについて書きました。ひとつ、夢ノートから引っ張り出してきたので紹介したいとおもいます。
「小高い山に沢山の家があった。住宅街の隙間を通るコンクリートの階段が続いていた。階段を登るにつれて木の根が剥き出しになり、コケが覆っていった。地面は湿りぬかるんでいた。進むうちに道は狭まり、マングローブのようなツルのシッカリとした根が生い茂った川のそばを歩いていた。山の頂上が川になっていた。川を渡ることになり、身体は川へ沈んだ。するとどこからか茶色の大きな蛇が沢山泳いできた。蛇に囲まれ一匹の蛇が僕の手に噛み付いた。痛みはなかった。二匹目が噛んでやろうと僕を狙っていた。僕は手を蛇のように折り曲げ高速で腕を左右へと振った。それは蛇の拳だった。」
本物の蛇と素手で戦う夢です。「蛇の拳」実際やってみると少々滑稽に見えるので鏡に向かってやってみて下さい。左手を右肘につけて右手は前方に90度曲げます。そして左右に素早く動かす。
夢はその日あったことを整理したりしているといいますがまったく蛇なんて日常的に見ることはないのにおかしいですね。
なにからインスパイアされたんでしょうか「少林寺三十六房」かもしれません。本当は三節棍で戦いたいところでした。後半にある中国では少林寺に行きたいとおもいます。涌井家のルーツが探れるかもしれません。
皆さんは一体自分はどんなもので構成されてるのか考えたことはありますか。
写真を勉強していると写真のコンセプトを立てたり、撮った写真を読み解くにあたって自分が育ってきた環境や物事が大きく影響してきます。僕の場合なんなのかまだよくわからないですが映画や音楽、本は大きく影響しています。しかも最近のとゆうよりは子供だったころの体験が大きく影響しています。山に行ったり海へいったりその道中に聞いていた音楽や家で見ていた映画や絵本が今の自分に深く関わってきています。
きっとこの旅の影響も後々出てくるのかもしれません。
なんでかこの旅の出発前は行きたくありませんでした。両親にも先生にも友人達にも行きたくないと言っていました。絶対いかないものだと僕自身の中で決めていました。結局は行くことになって今に至るんですが、今の所旅に出て良かったと思っています。なんでそんなに行きたくなかったのか忘れてしまいました。都合のいい奴ですね。
何がいいかと言うとほとんど一人なことです。別に誰かと一緒にいるのがいやだとか過ごしにくいとかっていう訳ではないんです。東京にいると周りには沢山の素敵な友人や知人がいて、いつも頼ってしまっていました。今思うとおしめを換えてもっらてるような感覚に近いですね。身長が180センチもある駄々っ子のおしめ換えは大変だったんじゃないでしょうか。
そんな沢山のお父さんお母さんを置いて(本当は連れて行きたかった)東南アジアに行くことは正直いやでした。けれど町へ出てみると意外と自分で歩けたり、話せるし、尻も少しは自分で拭けるようになってきたかと思います。写真とも初めて「 Hi, there」と言葉をかけられた気もします。こんなにブログばっかり書いて「本当に写真撮ってるの?」って思うかもしれませんが「撮ってるよ」って言える少しの勇気もつきました。
おしゃべりの口が達者の口だけ男にならないで済みそうです。ほぼ一人ですから話す相手もいませんから自分と自分で話すしかありません。
「みてこの景色とても綺麗だよ」
「本当だね、とても綺麗だよ」
「写真撮っとく?」
「そうだね、撮らなきゃね」
「この人の写真撮りたいな」
「撮ればいいじゃないか」
「けどどうやって声かけよう」
「そんなの簡単だよ」
「だけど緊張するな」
「大丈夫だよ、うまくいくから」
「あ〜行っちゃったよ」
「お前に勇気がないからだよ」
なんて感じに自分の中で会話をしています。やや不気味かもしれないですね。そんなことを繰り返してるいるうちに1カ国、2ヶ国と過ぎ前半が過ぎました。
落ち込んだ時は元気になる曲をきいて頑張っています。
本田美奈子のOneway Generation 
Marvin Gaye & Tammi Terrellの Ain’t No Mountain High Enough
をきいて元気を出します。
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インドネシアでのみんな
左から
青嵐Short Term 12, Give and Take, Sightwalk, 大袈裟な荷物持ち
            アジアの国々へ       撮って 撮って 撮りまくる

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出発前の自分とはサヨウナラしたいですね。

いつも見てくださってる読者の皆さま、ありがとうございます。

(この読者って一度使ってみたかったんですよね)