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2016年5月涌井 駿

ブルードレスのバースデーガール

Hua Hinとゆう町に来ています。今まできた海沿いの町の中では中々静かなところです。特に夜中まで騒いでパーティーをしているわけでもないですし、田舎といえば田舎なのかなと思います。

 

元々この町はタイ王族の避暑地としてあるので静かで警備もしっかりとしていて安全だそうでうす。海辺での音のなるマインスポーツは禁止されており浜辺では乗馬かウィンドサーフィンしかできません。

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少し浜辺を歩いたんですがもう熱風と暑さですぐいやになりました。一歩踏み出すごとに汗が一リットルは吹き出してたんじゃないかと思います。Tシャツはビショビショになり額からは汗が滝のごとくな流れでて目に入り目が痛かったです。まったく気持ちよさにかける浜辺でした。

 

汗まみれになりながらホテルへと戻りご飯を食べていたら二人のスタッフが何やらテーブルを並べ始めました。なんだなんだと見ていたら「今夜はパーティーよ」と金髪の女性が一言。

 

「今夜7時からあるからあなたも来るのよ」と半ば強制参加ですね。

 

ワンピースをきた女性が「私の誕生日だから来るのよ」と。今夜はそうこのワンピースをきた女性の誕生日パーティーでした。

どうせ予定もないので7時に顔を出すことにしました。

 

パーティーなんていうものは集合時間に顔を出してはいけないのですがなんせ暇を持て余していたのできっかり7時に行きました。最初はスタッフ混ぜて5人くらいしかいませんでした。

 

適当にビールや豆やおつまみを食べながら話していました。二時間くらい経ってすこし散歩することにしました。一時間くらい外を歩いて戻ってきた時にはもう数えられないほど人が沢山増えていました。ワンピースを着ていたバースデーガールの女友だちらしき女性とその彼氏やら旦那やらであふれていました。ミュージックライブみたいなものもありました。

 

そのワンピースをきた女性が見当たらないなと思っていたらお色直しをしてブルーのドレスに着替えていました。首には赤色の100バーツをホチキスで留めてたものをぶら下げ上機嫌に各テーブルに挨拶とゆうかおひねりを貰いに歩いて回っていました。

 

みんな肩がでるタイプのワンピースを着ていて彼女たちの長い髪は汗で肩にビッタリくっついていました。

タイ語のカントリーロードを歌ったり賑やかな夜が続いていました。

 

パーティーも終わり深夜3時を回っていました。そろそろ眠くなっていたので部屋に戻りテレビをつけて休んでいました。シャワーを浴びようと全裸になったところ何かが扉を叩く音がしました。気のせいだと思い無視しました。そしたらまた扉をノックする音が聞こえました。急いで服を着て扉を開けたら酔っ払ったバースデーガールが立っていました。どうしたんだと尋ねたら疲れたから休憩したいといいだしいきなりベットに転がり込み「私、今日誕生日なんだから何したっていいでしょ」と。寝ようと思っていたのに彼女と小一時間話すことになりました。

 

彼女は33歳で、すでに三児の母でもう夫とは別れているそうです。その話の中で彼女は強く「みんな平等であるべきで、誰かを見下したりしてはいけない」と話してくれました。リゾート地のようなところで働いていると色々な国の人がやってきます。人それぞれ接し方が違いその接せられ方、見られ方に怒りを覚えることもあるそうです。

お互いの話をするとゆうより彼女のマシンガントークを浴びてたんですけど最後に彼女はこう教えてくれました。

 

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「もし、どこから来たの?って聞かれたらこう答えるのよ『皆んな同じお母ちゃんのお股からだ』ってね」