BLOG

2016年5月涌井 駿

熱い夜の踊り子

アジアに来て毎回色々と感じてるんですが特に出会いや縁には凄く感謝しなきゃならないと感じさせられます。
チェンマイの事だったんですけど、チェンマイって一体何があるんだろう思いながら飛行機に乗っていました。何処かへ向かうのって凄くワクワクするし、楽しみたいっておもうじゃないですか。
けどその反面観光がメインで旅をしているわけではないので僕達は「どんなふうに撮影が進むのだろう」とゆう不安もあります。その不安ってのが中々スリリングで楽しかったりするんですけどね。それは撮影が上手くいかない時もあります。やっぱりなにかムズムズとゆうか知らない土地で知らない人、言葉もあまり通じない中での撮影は中々ハードだと思います。
観光だったらなにかこう、ここへ行ってコレを食べて、アレをしてと色々楽しみ方が盛り沢山だと思います。
ですけどやっぱり撮影に来ているんだと言う意識は、僕達皆んなしっかり持ってると思います。
それだけの不安や緊張の中での人との出会いと言うものはとても身に染みるほどありがたいものなんじゃないかなと国を重ねるごとにひしひしと感じます。
初日は、どこの町でもそうなんですけどとりあえずその日に撮影をガッツリとすると言うよりは、その町の雰囲気や人々の感じを探ります。バイクや車の速さ、昼間の人々の雰囲気、夜の賑やかさなど、どんな感じに町が息をしているか。
なので初日はやや観光も含め町そのものを感じるわけです。そして徐々に翌日から自分が感じたい風を手探り、潜り、探していく感じです。その探りかたは各々色々あると思います。僕の場合はですけどそんな感じにやっています。
上手くいかない時だってあります。僕自身なかなか臆病なので(ここで臆病と堂々と書いて本当に臆病なのかと思うでしょうかけど)どうやって話しかけようとかどうやって撮影をお願いしようとか色々感じているうちに日が暮れたりもします。
そんなことを積み重ねながらタイのチェンマイでニューハーフショー「Chiang Mai Caberets」のマネージャー リリーと知り合う事ができました。
ここで少し彼女達を紹介したいと思います。
DSC04659blog
リリーはショーをやり始めて15年、チェンマイキャバレーでは5年ほど前から働いてるそうです。歳は39歳面白くて、優しくていつもみんなに笑顔のリリー。今はマネージャーなのでショーにはたまに出て、少しお下品なネタでお客さんを笑わせています。
DSC04477blog
チェンマイキャバレの日本語通訳のカオリ。
彼女は日本の岐阜の下呂温泉のホテルで長く働いていたそうで日本語もまあまあ上手な上に昔の写真を見せてもらったら凄く美人でした。彼女はもう46歳でショーはもうやらず日本人への通訳やみんなのお母さん的な存在で彼女達の悩みをきいたりしている様子でした。
カオリ曰く、今のタイだとニューハーフが沢山いてそれに対しても寛容だが、20年前はそんなにオープンでもなくなかなかニューハーフになるのも大変だったそうだ。
DSC04587blog
他にも色々なメンバーがいる。美人系担当のムイ、セクシー担当のニッキー、学生をしながらいつもキャーキャー言っているBCなどみんな本当にキャラがたっています。
DSC04451blog
チェンマイにいた三日間毎晩通っていました。みんな優しくて、面白くて、それでもってなんとなく寂しそうと言うか、ショーは毎晩欠かさずあるのでふとした瞬間に見える顔がなんとなく悲しそうだったり。同い年頃だし、皆んな色々あるよなと思ったりもしました。
DSC04564blog
来年は日本で三ヶ月間の巡回ショーをやるらしくて僕自身も行きたいし、このブログを読んでいくれている人には是非行ってほしいと思います。
ゴージャスでファビュラスな彼女たちのショーを楽しんでほしいと思います。
なんだか別れが寂しかったです。
感情移入しすぎるとこうなりますね。
The Policeの Roxanne
昔からすきな曲もおもい出しました。
Moulin Rouge の Lady Marmalade