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2016年4月涌井 駿

肩越しの惑星

日本の皆さんいかがおすごしでしょうか。

 

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四月から社会人になって、毎日会社の洗礼を受けて逞しくなっている友人も居れば、就職活動をして毎日忙しい友人もいれば、家事に育児に子供をもうけお母さんになっている友人達もいます。

なんだか少しみんなが遠くへ行ってしまった感じがします。遠くといっても伸ばしても手は届かないくらいです。そこそこ遠いですね。遠い存在とゆうよりは、話していてもなんだか誰かの肩越しに話を聞いている感じです。どことなく薄情な感じになってしまいましたけれど。

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幼稚園のばら組だったかチューリップ組だったか忘れましたけど、そのくらいの時から中学まで一緒だった女の子がいます。そんな彼女がこの旅の出発前に電話をくれました。福島出身なので久しぶりに帰ったり電話で話すとやっぱりみんな訛っていて何だか気持ちがワクワクします。

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「なんでそんな変な喋り方しでんの」

「なに東京さかぶっちんの?」

「そうなんだっけ」

「いんやだー」

彼女にはもう二人の子供がいて驚きでした。今の自分に子供がいたらと思うと混乱します。どんな感覚なんでしょうか。

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その話はだけは、とおいとおい遠い未来のお話になりそうです。

 

 

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