BLOG

2016年4月涌井 駿

二つの月がみはるプール

カンボジアに来て5日位経ちました。カンボジアはアンコールワットとか遺跡位しかないと思っていました。

実際そうなんじゃないかと思ってました。ベトナムの方がご飯が美味しいし、まだ綺麗だし、そんなに臭くないし。

 

日本がどれだけ綺麗か分かりましたし、なんだかその清潔さが少し異常にも思えます。可哀想ですけど日本の潔癖性の人は日本以外どこにも行けないんじゃないかなって思います。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

 

今はプノンペンから車で3時間、南にあるKampot(カンポット)とゆう町に来ています。海の近くで川もあります。胡椒が有名らしいです。カンポット胡椒バーガーなるものを食べたんですけど殆ど胡椒の味しかしませんでした。

 

町は起きてるのか分からないほど静かで、唯一の音と言えば観光客の話声とかで後は何も聞こえません。しいて言うと風の音、バイクの音、クラクションそれだけです。

今ホテルのバルコニーで書いてるからかもしれないですけど。本当に音の数が少ないです。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERAカンボジアは時間の流れがとてもゆっくりで、東京は恐ろしいほど時間の流れが早くて時間の回り方が全くの別方向なのかもしれないと思う時があります。せかせかしてることもなく見える景色がスローモーションのようにみえます。

 

今泊まっているホテル本当は英語なんですけど日本語で言うと「二つの月」と言います。オーナーらしき人が二人います。一人はいつも白のタンクトップでメガネをかけた背の高い人、もう一人は半袖シャツを着ていて赤く焼けてる人。二人ともカンボジアの人ではなく白人です。

この二人がいつもホテル内をぐるぐる歩いています。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

夜ホテルに帰るとなんだか騒がしくて何だろうと思いました。実はその夜は年に一回のスタッフパーティーだったらしく現地のカンボジア人たちが肉を焼いたりお酒を飲んだりしていました。

どのくらいの頻度であるのかと尋ねると年に一回、新年の後にあるそうです。(カンボジアには新年のお祝いが三回あります)

ホテルにはプールがあるんですが、そのプールもこの年に一回のスッタフパーティーの時にしか入れないそうです。そしていつも宿泊客が泳いでるのを眺めているそうです。

この日を除いて364日はこのプールには入れなくて、閏年の今年は365日入れないと考えるとなかなか酷だなと思います。

 

 

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

 

そい言えば最近どこから来たんだと聞かれることが多いんですが、全く日本人に見えないらしくタイ人か韓国人にしか見えないそうです。次の国がタイなのでとても楽しみです。

 

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

小さい時から家の窓を全部開けて風通りを良くするのが好きで、こう一人の時だといつも窓とゆう窓は全部開けてしまいます。しかもカーテンなんて付いていたら一時間くらいは風で膨らむカーテンで遊べます。

けどそんな無邪気な思い出だけでは済まないことがあって、昔住んでいたアパートで窓を開けて大声で歌っていました。

気づいたら母が帰ってきてて、部屋をみたら風が通りまくってて部屋中に紙が散乱してました。それで窓を閉めるように言われて閉めました。そしたら父も帰ってきて何か探し始めました。なかなか見つからなくて、お前見なかったかと聞かれました。

けれどなにも見ていませんでした。窓を開けすぎて父が読むことになっていた、会社の人の結婚式の挨拶文をどこかに吹っ飛ばしてしまったらしいです。父が一生懸命かいた挨拶文は風の便りになってしまいました。

窓を開けて風を感じると何か大切なものがどこかに飛んでいってしまわないか、そわそわしてしまいます。

IMG_9710