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2016年3月星 亘
Chishan
日本を離れてからはやいこと、一週間が経ちました。
海外生活には慣れているつもりでいましたが、出発前はため息がつくほど緊張していました。
母に「せっかく行くんだから楽しんできなさい」その一言が今思うと救いになったなぁなんて思います。
さて、僕は前回の記事でも紹介したようにバナナの街 高雄市 旗山区に滞在しています。
連日の雨で気温もだいぶ下がり、寒い日が続いています。
台湾を到着した日に、あぁ〜暑いと言っていたのが嘘のようです。
台湾バナナは日本に商業的に輸入された初めてのバナナで、バナナの輸入が自由化されるまではバナナといえば台湾バナナでした。僕の祖母もよく好んで食べていたようです。しかし、現在日本で食べられているバナナのほとんどがフィリピン産になっています。なぜなら台湾は毎年多くの台風が通過するためその被害により価格が高騰すること、台湾はバナナの栽培には少し寒い国のため収穫までにかかる期間が他の国に比べて多いからなんだそうです。その分じっくり成長するのを待つため、ねっとりしていてより甘いバナナになるんだとか。僕も毎日食べさせていただきましたが、たしかに高級と言われるだけはあります!食感がまるで違います。いままであまりバナナを好んで食べていませんでしたが、ここにきてから好きになりました(笑)
張宏仕さん(55)は、数年前に日本人観光客に自身の農園を見学させ、ボランティアで自らガイド役を務めたことが高い評価を受け、現在張さんのもとに多くの観光客がきています。自分が滞在している間にも三組の団体がきていました。ちなみに上の写真で張さんの後ろにいる方は現地のテレビ局の方。そう、張さんは台湾で有名なバナナ農家なんです。張の名前を検索するとたくさんの記事がヒットします。本人からもYoutubeで、番組に出ている所をみせてもらいました。
噂通り張さんはハダシでした。「大地を自分の素足で感じたい」からなんだそうです。ヘルメット+洗っても落ちないバナナの汁にまみれた作業服+素足+タバコor檳榔を咥えている人を台湾で、もしみかけたらそれは張さんです(笑)
そして、今日でちょうど張さんの取材を終えました。
あっという間でした…。連日雨が続いたので思うように撮影が行かなかったのは確かです。
でも悪条件だったのは、みんな一緒。言い訳は出来ません。毎朝6時に起きて、夜10時就寝。なかなか日本では考えられない生活リズムでした。
張さんには感謝してもしきれません。
取材・撮影をさせてくださっただけでなく、寝所から朝昼晩の3食を6日間すべて無料で提供してくださいました。突然日本人学生が現れたのにも関わらず、ここまでしてくれる人を「台湾人は本当に優しい人だ」という言葉だけでは片付けられません。まるで息子のように扱ってくださいました。おかげで現在までに台湾で使った金額は交通費:NT$261 食費:NT$355 宿泊費:600 sim代:800 でおよそ日本円で約7000円です。最初はお互いどうなることかと思いましたが、高校時代に使っていたsimフリーのiPhone4Sに現地のsimを入れて、「LINE中国語通訳」を使うことで一切問題なく、どんなときでもポンポンポン!と意思疎通をすることが出来ました。これめっちゃ使えます。中国に行ったときもこれさえあれば問題なさそう。
ほぼ毎日お昼休みにお世話になった高雄市旗山区農曾のみなさん。
お昼をご馳走になったり、旗山について教えてくださったり
習字で歓迎と名前入りで書いてくださったり、お別れにパンケーキパーティを開いてくたりととても良くしてくださいました。また会いたいって思える人が出来たことは本当に幸せなことだと思います。
まだまだ書きたいことは山々ありますが、これ以上書くと文章が崩壊しそうなので以上とします。
それでは、台北へ行ってきます!バス快適!