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2016年3月涌井 駿
怪獣お天気さん
僕自身の話を少しだけすると、一つの曲を半分まで聴けない位に飽き性で、悲しいほどお天気屋で、貧乏
ゆすりと手わすらを同時にする程本当に落ち着きがなくて、自分が気に入った事だと何十回も繰り返す。僕
自身でさえ、なんでこんな事になってしまったんだろうと分からなくなる時が多々あります。そんな訳の分
からない僕自身を、この旅をする中で服をひとつひとつ畳んで箪笥に防虫剤を入れてきちんと仕舞うように
整理していきたいです。出来るかできないかは、このブログにかかっているかもしれないですね。あくまで
「かも」ですけどね。 流れ星にお願いを三回した方が早いかもしれないですね。
そんなお天気屋な僕よりお天気屋な台湾のお天気さん。台湾についてから一週間ほとんど雨でたまげまし
た。雨なんていうものは、たまに降るから少しワクワクして、雨の日にしか出来ないことが生まれるんじゃ
ないかなと僕は思います。
そこまでお天気屋になれるのは、うらやましいです。
台南から雨で台中まで雨だとは、なんだか雨の時の街の顔も見てみたいとふと願ったからでしょうか。雨
しかみていません。ギラギラに輝く太陽がつくり出す蜃気楼を早くみたいです。台南から台中へ移動して、
早くも台北に移動してきました。台中は台湾で三番目に大きな街らしく、しっかりとした街らしさがありま
した。僕の地元の郡山よりは小さいと思いますが。
そんな台中の中で一番良かったものは、ホテルの近くのご飯屋さんとしか言えないほどホテルから全く出れ
ない強い雨でした。雨は雨で土砂降りになると興奮してきます。受賞者を発表する時のドラムロールのよう
に雨が降っていて、その大雨の中には、大きな怪獣みたいな何かがステージに立つことを今か今かと歯ぎし
りをしながら待っている。そんな様に思えてきます。
目玉焼きが恋しくなってきました。