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2016年3月星 亘

出会いに身をまかせ

 

台湾での自由取材がおとといから始まりました。
僕は現在 高雄市内を離れ、高雄県中部の旗山区に滞在をしています。

3月20日のお昼、他のゼミ生と共に、高雄の指定泊だった「高雄統茂松柏大飯店」を後にしました。
まずは、目的の撮影地である旗山区へ移動するため文化中心駅→左営駅へ地下鉄で移動し、
新幹線で台北へ向かうグループとお別れ。

地下鉄を降りてすぐにバスターミナルがみえ、4番のバスで旗山老街へ。

 

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市内を出て高速道路に乗り、車窓から見える景色は広大な畑ばかり。

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台湾第二の都市も中心部から離れるとすぐに、こんな景色に出会えるようです!
そしてバナナの街、旗山に到着です。かかった時間はだいたい40分ぐらい。

同じ高雄でもこの旗山区は全然雰囲気が違います。
日曜だったせいもありメインストリートである旗山老街は人だかり。
それも台湾人ばかりで、外国人は自分だけじゃないかと錯覚するほど。
もちろん店も英語表記なんかありません。ましてや日本語も。

到着後はひとまず荷物を置きに、宿泊先である「大益旅社」へ向かいました。
この周辺はbooking.comで宿を探しても1つもヒットしなかったので、グーグルマップを使って泊まれそうな所を探してみました。つい先日NPIを卒業したフォトクリエイティブゼミ所属 董くんが代わりに電話予約をしてくれました。ありがとう!

 

全く英語も日本語も通じないけど、筆談でなんとかチェックイン。

 

 

 

そしてロケハン。大学生に声をかけてみました!英語が通じました。
わざわざバイクに自分を乗せて探し回ってくれることに。

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19歳のシャン君と23歳のチン君

 

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バスのりばと時間割まで教えてくれました。
なんていい人たちなんだ!

そして翌日、教えてもらった場所に行こうと思ったんですけど、いろいろ考えた結果、通うのには遠すぎるなと思い、観光案内所で、情報収集することにしました。しかし、旗山生活文化園は少し前にあった地震の影響で、閉鎖中。旧旗山駅は工事中…。つまり自力で行動するしかいけなくなったわけです。

途方にくれるまいと、まずは保険所を訪れてみました。事前に中国語で用意しておいた紙をみせると、自分が何をしにこの場所へ来たのか、理解はしてもらえましたがお互い意思疎通がなかなかうまく行かず、職員のみなさん困惑顔。ごめんなさい、突然訪れたのは僕が悪いんです…。お互い筆談でやり取りしているうちに、区役所に連れていかれることになりました。そうして保健所と同じやり取りを経たあと、日本語を喋れるサイさんという職員の方がきてくださり、バナナ園を案内してもらえることになりました。やっぱり言葉が通じる人が現れると安心感が全然違いますね。

数カ所まわった結果 なかなか思い描いた撮影地にたどり着かない…。
そこで以前ネットで調べた際に「張宏仕さん」という方がいることを思い出しました。
そしてある農家さんに尋ねてみたところ、知り合いだということで紹介していただけることになりました。早速連絡先を聞き出し、農園を見学させてもらえることになりました。これぞ!という農園の広さに胸が踊ります。取材の許可もすんなりおりて、一安心。

 

宿から歩いて40分だけど大丈夫かと心配するサイさん。
それを聞いた張さんは「そんなことなら私の家に泊まればいい。そのほうが撮影もしやすいだろう。宿泊代も食費もいらないよ。気にしないで、好きなだけ泊まって行きなさい。しかし心配なのは、言葉が通じないことだけど大丈夫かな?」

「大丈夫です!!」

突然見知らぬ日本人の学生が訪れ、泊まってもいいだなんて
田舎に泊まろう!の世界だけだと思っていました。

そしてここでサイさんはお仕事があるのでここでお別れ。

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サイさんの通訳と案内なしではここまでたどり着きませんでした。
本当にありがとうございます。

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そして大益旅社のみなさんも、一泊だけだったけどありがとう!

 

こうすけさんも書いている通り
人と人は、言葉を介さなくても繋がることができる。
肝心なのは伝えようとする気持ち。

 

撮影頑張ります!