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2015年8月10期生引率スタッフ
134日目蘇州・中国/Day134,From Suzhou, China
134日目蘇州・中国/Day134,From Suzhou, China
中国・広州より引率 古市です。
中国・蘇州での北村華子さんの撮影風景を取材させて頂きました。
本日はその様子をお伝えします。
北村さんの撮影テーマは「住宅地」です。
写真は帰国後に実施される「帰国報告会でのスライドショー」や
卒業作品展で見る事ができます。
撮影地までの移動手段は国ごとで異なりますが、中国・蘇州での
移動はメトロです。
宿から10分程度歩くと、メトロの駅があります。
切符を購入し、荷物検査があり、乗車します。
電車は5分感覚程度にくるので、とても便利です。
だいたいの予想をつけながら選択した駅に行きますが、降車後、
思ったような住宅地がなさそう、印象が違った場合には、再度駅
を選択し、乗車し…出会えるまで、繰り返します。
やはり、自分自身の足で見つけることがとても大切です。
駅から20分程歩いたところに良さそうな住宅街がありました。
元気よく「您好!」と挨拶をしながら、住宅街の中にぐんぐんと入って
いき、シャッターを押し続けました。
「おぉカッケー(カッコいい)!すごい!」元気な声が聞こえてきました。
自分自身の感覚に素直に、心が揺れた時にシャッターを押していく。
そんな北村さんを見ているのはとても気持ちがいいものでした。
北村さんが撮影の際に大切にしていることの一つは、『心が動くこと』。
北村さんが繰り返し話してくれたことを思い出しました。
その場所に立った時の感動を写真にいかに残し、伝えていくか。
しかし、心が震えるような場所に出会えるのは、とても時間がかかる
ことのようです。
それは10期生4人、全員に言えることなのだと思います。
撮りたい!残したい!…そういった場所や人に出会えるまで、
もしくは心が動くまで、辛抱強く時間をかけること。
そして出会えたとしても、撮影をさせてもらえるかとうか。
たくさん写真を撮りたいけれど、身体を使いながら『待つ』という行為。
もどかしい時間をそれぞれに経験しているのだなと思いました。
北村さんと一緒にいて、驚いたことは、彼女の前向きな気持ちでした。
中国の蘇州での日射しと暑さはとても強く、30分ほど歩くだけで、
クラクラしてきます。
どんなに疲れていても、颯爽としていて、ポジティブな気持ちや態度
でいること。
10期生と一緒にいることで、私自身、学ぶことが多いと感じています。
今日も良い刺激を受けることができました。
海外フィールドワークも残り2ヶ月を切りました。
それぞれが、それぞれのペースで、一枚でも多くシャッターが切れるように
一日、一日を、思い切り過ごしてほしいと思います。