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2015年8月小野塚 大悟

向こうに

食うのも勉強(ということにして)、中国ではしっかり三食食べるようにしている。

安いんだから食えるなら食わなきゃ損かな。と。
堂々のローカルフードチャンピオンです。
庶民料理がこんなに美味いとせっかく欧米が東南アジアに売り込んでいるチェーン店も入り込む隙がないんじゃないかな。
それはそれって言う事なのか、マックはいつも大混雑だけど。
安心して休憩出来るから、100円でベンチと冷房を提供してるって言う考えには賛成。
昼間歩いてる時は、今日のブログにこう書いたら面白いとか結構思いつくけど、それはもちろん宿に帰ってパソコン開く時には忘れてるし、思い出そうと思っても思い出せず、いいひらめきも生まれず、いつもなーなーなブログになってしまっていて申し訳ないなーと思う。
23年間生きてきてようやく気付いた僕の習性は、歩いてる時が一番の哲学タイムという事。
新潟にいる時は歩くっていう事をしなかったからそれに気づかなかったのかもしれない。
同じ作業をひたすら繰り返してる時は考え事に適してるというけど、
僕にとってそれは歩くという作業。
新しい発見があるから面白いなーと思います。
思考といってもごく普通の23歳と同じようなことしか考えてないので、別に大した発想もひらめきもしてる訳じゃないです。
いつか僕の大発明が発表できたらと思いますが、23にして歩く哲学とか言ってる人間にはちょっと無理かなと皆さんにも想像できると思います。
今更だけど、前のブログにも書いた通り今上海に居ます。
上海に到着した日、ホテルでチェックインを済ませて息を吐いた時すでに夜の10時過ぎ。
どうしても着いた日に見ないと気が済まなかったから、もう道路の車通りも少ない中、上海外灘(上海バンド)に向かった。憧れの文字通り、童心に還った僕の逸る気持ちは信号待ちが鬱陶しかった。重い荷物を担いで疲れていたはずの僕の足はいつもより軽やかだった。
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持ち帰ってきた機内食で出されたビスケットを食べながら一人。
このバンド、この位置から見ると日本を向いてることになるんです。
長い間日本を離れていますが、ここにきてバンドの向こうに日本の存在を感じてみると、感慨深い気持ちにもなりました。