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2015年7月10期生引率スタッフ
130日目ラオス・ビエンチャン/Day130,From Vientiane, Laos
中国・蘇州より、引率古市です。
本日は少し前になりますが、ラオス・ビエンチャン校外にある「ホアイホン職業訓練センター」
に行きました。
その時の様子をお伝えします。
「ホアイホン職業訓練センター」は日本写真芸術専門学校の姉妹校である日本デザイナー学院の
校長 野口朝夫先生の奥様によって設立されました。
女性が染織技術を身につけ、経済的に自立することで、ラオス社会における男女平等を実現する
ことを目的とし、設立されました。
伝統的織技法、自然染色、縫製の訓練をおこなっています。
一般の方でも見学や体験ができるということで、施設の見学と織り体験をさせて頂きました。
センターはビエンチャンの市街地から約8キロ離れたホワイアン村にあり、
緑に囲まれた素敵な場所です。
日本人スタッフの冨田さんに案内して頂きました。
その日のセンターには縫製の訓練を受けていらっしゃる方々がいました。
ここで技術を身につけ、職人さんとして独立したり、仕事にしたりされるそうです。
広々とした場所で穏やかな空気が流れていました。
センターでは訓練のほか、糸の染色、その糸を使用して職人さんが織物を制作等しています。
染色の材料は全て天然のもので、お供えで使用する「マリーゴールド」、
果物の女王「マンゴスチンの殻」など、様々です。
素材によって様々な色の糸が仕上がり、間近で見る天然の糸は存在感があって、とても素敵でした。
職人さんが織り機で布や帯等を制作されていました。
難しい模様の布の設計図は全て頭の中に入っているそうです。
時間をかけてひとつひとつ手で丁寧に織られ、様々な模様の入った布はとても美しかったです。
短時間ではありましたが、ラオスの伝統技術を間近に見て、触れることができて、とても楽しい
時間を過ごすことができました。
富田さんをはじめとした施設の皆様、ありがとうございました。