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2015年5月小野塚 大悟
施設に
遂に前半戦フリー期間終了。
昨日の朝7時に日の出とともにジョホールバルを後にする。
再訪ということで去年に引き続き来た訳だが、ジョホールバルはこれからどうなるか楽しみで、いつかまた訪れたいと思う。
約5時間のバスに揺られ、一週間ぶりのKL。バスの中は爆睡。首が痛いし、何故か酔う。そしていつもの頭痛が襲う。
晴れ晴れとした気持ちでKLに立ってる!という予定だったのだがいつも現実は理想と違ってくる。
具合悪くても、とにかくしっかり施設まで、と自分に言い聞かせて荷物背負って歩き出す。
5カ国目という旅路を経てきても、大荷物抱えた公共機関での移動は気を張り続ける。
そして、遂に懐かしの施設に。
みんなとも二週間ぶりに再会。
変わらず元気そうでよかった。
そして一つ上の先輩、山下海さんも。
昨年旅を全うしただけあって、先輩らしさが格好から何から滲み出てます。
夜は春ぶりの再会、長坂先生とのディナー。
僕がマレーシアに来て一番美味い料理だな、と思った肉骨茶(バクテー、パクテー)という鍋。ジョホールバルで初めて食べて、一人、中国の食文化に改めて感心させられた料理。
施設の近くにあるその専門(?)料理店はそれで有名らしい。
僕は食うのに一生懸命で写真を撮るのを忘れた。
色々長坂先生から周辺の食事情を仕込んでいただき、僕らのこれから食生活は充実したものになるにちがいない。と張り切る、食のことに関しては殊更貪欲な僕。たち。
そして、僕が施設に来るのが楽しみだったことの一つに
日本の友人からの贈り物!
みんなで雄叫びを上げながら開封。
お菓子や梅干し、味噌汁等。
懐かしの味にみんなで歓喜しました。
千恵子ありがとううううううううううう!
旅にも人それぞれの旅がありますが、僕らはただ旅をしてるわけではありません。重い機材を背負い、自分たちの決めたテーマに沿って撮影を続けながら各国を旅しています。片時も気を許せない状況や、言葉も通じず慣れない環境での撮影と移動は想像以上に気をすり減らす作業です。僕たちでFW10期目となるわけですが、先輩たちは様々な思い出と汗と涙と想いを乗せて、僕らにバトンを託してくれました。
僕らはそれを、これからやってくる未来の素晴らしい写真家達に受け渡さなければなりません。
受け渡すのは僕らですが、僕らを支えてくれている大勢の方々が居るからこそ、この旅が出来ているのであり、
代々と続いてきている、「次にバトンを託す」ということが可能になります。
僕ら四人も協力し合って笑いあって飯食って、時に困難を乗り越えてますが、
日本にも僕らを応援し支えてくれる最高の友人たちが居ます。
仲間と多くの方々に支えられながら、次へと。