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2015年5月小野塚 大悟
ジョホールバルへ回帰
マレーシアのフリー期間も半分を過ぎ、スクーリングまで残す所あと一週間となった。
マレーシアでの日々はかなり苦痛を伴っている。
重度の肩こりに悩まされている。
最初はホテルの枕が合わないのかとも思ったが、きっと肩がけのショルダーバッグを最近になってかけ始めたせいもあると思う。そんなことを言えば、末永もずっとショルダーバッグだし、鮫島はいつも重そうなリュックを背負ってるんだから、自分一人だけこんな肩こりに悩まされてるのかと思うと、案外自分の体も軟弱なんだなと、体の強さだけには自信を持って生きてきた僕は唯一の取り柄を失って意気消沈している。
この肩こりが今までに体験したことないほどの肩こりで、いつのまにか右肩に力が入ってしまって変に緊張した格好になってしまう。
まさか、幽霊!?
とも思ったが僕は全く霊感がないので確かめようもない。
まあ先日の頭痛といい肩こりという、その兆候がないわけでもなさそうだ。
なので、施設にみんな集まった折には、誰かと肩を揉み合いたいと思う。なんなら無償で揉んでもらいたい。いや、どうせなら4人で円を組んで一先ずお疲れ様と言って、肩を揉み合ってもいい。そうすれば僕らは肩炎の仲とも言えるじゃないか。
そんなことを考えています。
今、僕はシンガポールと橋で繋がれているジョホールバル(Johor Bahru)という場所にいる。去年に引き続きこの地に来た。
サッカー好きの人に言わせてみれば「ジョホールバルの歓喜ね。」ということらしいが、サッカーじゃなくてミーハー男子の僕はドーハの悲劇しか知らない。
マレーシアでクアラルンプールに次ぐ第2の都市であるここは、都市と自然が程よく織り混ざっていて、景観の良さを失わないように道路整備やまちづくりが行われている印象を受ける。シンガポールと接してるだけあって、開発も計画的なのかもしれない。
撮影地から見える対岸のシンガポール。
ここから泳いでも渡れてしまえそうなので、別の国とは思えないほどの近さ。
僕の生まれ故郷新潟では県庁の上からでさえ佐渡島が見えない時だってあるのに。
ここであと一週間踏ん張る。
そしてなぜか今、東京のあの細い道路が恋しい。街灯が恋しい。
アジアの道路は広い。そして暗い。