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2015年5月小野塚 大悟
Come again.
カンボジアから続けざまに暑かったタイでの生活も終わり、長い灼熱の日々とさようなら。
昨日昼間にバンコクを出発。
こんなに長い間列車に乗るなんて初めて、というか寝台車初めて、その上に越境という、出会い有り経験有りのこのフィールドワーク。
世界にはいろんなところに自分と同じような人間が居て、もしそれが自分だったらと考える。
すれ違う電車の車窓から覗く彼は自分なのかもしれない。
雨が降り、
夕日が射し、
日暮れを迎える。
当然ながら、1日のドラマを窓から眺めるというなんとも趣のあるシステム。
翌朝6:00朝日が昇る。
8:00 流れゆく景色を眺めながらの飯。
そんで列車に揺られること24時間、マレーシアの Butterworthに到着。
この24時間掛けた越境がフィールドワーク前半戦の一番の山場であることは覚悟していた。
なんせバンコクで疲れ切った集合日翌日に早出発し、マレーシア着いて即解散という超過密スケジュール、おまけに僕はButterworth着いて1時間後、KLセントラル行きのバスに乗り5時間揺られ、30時間の旅をしてバンコクからKLまで一気に南下してきた。
道のりおよそ1,400km。
行き先を確認していても、 Butterworthから出るバスなんてKL以外にほとんど無いとしても、あたりが暗くなるうちに
いつ着くのだろう
本当にKLに向かってるんだろうか
あー俺もペナンで観光すればよかった
冷房が効きすぎた車内で長袖を羽織り体を折りたたんで夢うつつの美しい一時、乗客も少ないバスで寂しさに駆られる。
これが旅か。
目的地に到着するのは夜が良い、というのを僕の知人が言っていた。
昼間の明るいうちに到着して、何もかも急に知ってしまうよりかは、どこだここは、と。そして次の日に全てを知った方が楽しめると。
確かに、夜の明かりの曖昧さに街のデティールを求めることで想像が膨らんで楽しいし、訪れる場所が都市ならば夜景というオプション付きだ。
きっちりと、昼間とは違う都市の姿を堪能できた。都市が近づくにつれ一人バスの中でテンション上がってた。
その言葉を思い出して、それもそうかもな、なんて思ってたりした。
そして、目の前に現れる懐かしきKLタワーとKLCCの灯り。
ついに。。
KL到着。このバスターミナルは昨年も来た場所なので、
おおここか!
と勝手知ったような素振りでさっさとバスターミナルを後にする。
ホテルチェックイン。
待ちに待った懐かしのインドカレー(インドに行ったことがないからこれがインドカレーなのかは謎。)を食べる。
これだこれだーうはーーー
と涙を流す姿を想像してほしいが、涙は流してない。
ということで、おひさしぶりになりましたが僕はかなり元気です。訪れる場所は去年と同じで、開発の進んだ姿を撮りに行きます。