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2015年4月小野塚 大悟

ベトナムを振り返って

長いように思えたハノイの日々も、振り返ってみれば、指で数えられる位の出来事しか無かったように思う。でもフォルダを見直すと、自分でも忘れていたカットもしっかり残っていて、この二週間が凝縮されたものが手元に残っている。それは惰性が形を成した物かもしれないし、努力の結晶って呼ばれるものかもしれない。

毎日毎日、理想と思い通りに撮れない自分との葛藤だったけど、やりきった日の夜は何故か疲れていない。

 

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二週間もハノイに居ると、最近はようやくこのベトナムの風土、交通、人間関係にも慣れてきた気がする。街を歩いてる自分が普通に思えてくる。何喋ってるのか分からないじっちゃんばっちゃんと笑顔で会話もできる。僕は日本語で喋る。(会話とは言わない)

僕たち日本人よりパーソナルスペースが近いから、結構な頻度で彼らの傍若無人さには参ったりしてたけど、当人たちは全く気にしてないから慣れるしか無かった。

人と人との距離が近いおかげで、おせっかいだったり、通じなくても喋りかけてきたりするのかも。

バスの中では知らない人同士で喋ってるのなんかしょっちゅう見かけたし、老人、子供、妊婦には直ぐに席を譲ってたし、バイタクがいちいち声掛けてくるのもまあ、彼らとしては日銭を稼ぐためだろうが、親切だと僕は思うようにしていた。彼らには「バイクどうだい」が挨拶なんだろう。

だから、嫌な顔したり、無視したりするよりかは笑顔でいらないよってジェスチャーすれば一発で通じるし、相手も無視されるよりかは気分もいいはず。

よくネットで「ガン無視してください」って記事を見るけど、無視すると次の言葉をどんどん掛けられるし、無視されたら気分良くないし。微笑みの国日本の笑顔のジェスチャーで一発「ありがとう、でものらねえよ」って思ってればそれで良いよね。

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明日は集合日、ブログを書くためにいろいろ思い出してたら、記憶も蘇ってきた。でもここに書くには多すぎるから、思い出に留めるとして、とりあえず良い思い出で終われるよう明日しっかり移動しよう。